七十二候は「草露白」に。この時期、二十四節気とともに、朝露の白さを語って朝晩の涼しさを言う暦。その草地に夏草・露草を見つけました。/旧暦8/2・己未

七十二候は「草露白(くさのつゆしろし)」の時期です。(9月7日~11日)

二十四節気「白露」に引き続き、七十二候も同じことを言ってます

つまりこんな風。

草叢

昨日の朝散歩で見つけた草叢に降った露。(夜間に降った雨疑惑あり(*’▽’)

七十二候も「草地の露が白く光って見える頃」と言って、とにかく残暑が過ぎて、朝晩の涼しさを強調。
夏と秋のあわいを楽しんでもいるかのようです。

しかし、今年は、涼しさを愉しむ間もなく、なにかもう肌寒い。
暑い暑いと嫌ってたというか、張り合ってたというかの夏も、突然、姿を消したようで、ちょっと寂しい。

白く光る草地には、夏と秋のあわいがちゃんと(*’▽’)。

さて、その草叢ですが、よーくよく眺めてみれば、草花も咲く。

たとえば、まだ夏草の露草も咲く。

露草

ああ、今年は全然遭遇してなかったんで、遭えてよかったぁ(*’▽’)。

露草の花の頃は、梅雨入りの前後から残暑去るぐらいまで長い
というか、夏の暑さが去るか去らないかの今頃に、ハッとするぐらい群生しているのに遭遇する草でもあります。

そして、露草と同じぐらいの存在感で出始めてるのはこの犬蓼(いぬだて)

犬蓼(いぬだて)

個人的には「赤まんま」の呼び名のほうが好きだけど、この花の時期は、図鑑を見ると春から初冬。
だけど、経験値的には、これから初冬までどんどん存在感を増してゆく気がするから秋の草のイメージ。

七十二候「草露白」の頃の草地では、夏と秋がいっしょに花咲かせ、季節の巡りを密かに表現しているかのようです。

◆今日は、2021年9月8日/旧暦8月2日/葉月己未の日/月齢1.1日
◆日の出5時18分 日の入17時59分/月の出6時12分 月の入18時57分