二十四節気は「芒種」に。穀物の種蒔き時期と暦。街暮らしでは、穀物みたいな「南天」の花が咲きまくってるのに遭遇。/旧暦5/8・庚寅

二十四節気は「芒種」です。

「芒」は、イネ科の植物のこと。
そこに「種」と続くわけですから、暦は「穀物の種蒔く時期だ」と言っているんでしょう。

しかし、実際には、田植えはとっくに終わって、すでに苗は青々と育ち始める頃です。

小石川後楽園の田んぼ

ふーむ、このずれってなぁ。
品種改良も進んで、種籾を蒔く時期が、ずーっと前倒しになったってことかな?

「芒種」の頃は、雑穀みたいな花が咲く。

ふふふっ、この花です。

南天の花 至近距離

この花。
こうして近くで眺めてみると、白米に雑穀を混ぜたような感じしませんか?

梅雨近しの頃に咲く、南天の花です。

南天の花

晩秋から冬にかけて、真っ赤な実を結び、お正月飾りに珍重されたりする南天。
けれど、案外、花のほうは見過ごされがちかも。
花屋さんで扱われているのを見たこともないですしね。(←あったら、ぜひ買って部屋に飾りたい。)

しかし、ひとたび「これは雑穀みたいだ」と思っとたん、あちらにもこちらでも、満開の南天に遭遇。

南天の花

もう、街中、雑穀の花だらけです。

こうして、ご近所を南天の花眺めながら回遊して帰宅したら、関東甲信越が梅雨入りしたというニュース

あれれ、朝の天気予報では、まだ少し先と言ってた気がしたけど?

二十四節気「芒種」の季節に入るなり、西の主だったエリアをすっとばし、東京地方も梅雨入りです。

◆今日は、2022年6月6日/旧暦5月8日/皐月庚寅の日/月齢6.6日
◆日の出4時25分 日の入18時54分/月の出9時59分 月の入23時55分