七十二候は「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」の時期です。(11月22日~26日)
「もう虹が見られる日はしばし来ない」と暦。
11月も末となれば、日照時間も短くなって、空気も乾燥。
強い日差しに湿った空気という、虹が出現する条件が揃いませんから、まあ、そうでしょうね。
気候がそんな風に変わってゆけば、もう本格的な冬です。
夏の象徴みたいな「虹」を「蔵にしまって」、冬の準備。
この暦コトバを眺めていると、そんな、寒さへの覚悟みたいなことを感じたり。
隠れるというのに「蔵」の文字を使うセンスがいいなぁと思ったり。
暦が「虹蔵不見」と言えば、野鳥観察シーズン到来じゃあなかったか?
…とふと思い出しました。
昨日の冷たい雨から一転、今日は快晴で外気も暖か。
さっそく不忍池に野鳥伺いにやってきました。
わー、いつのまにかわらわらといますねっ!
北から渡って来た鴨たちです。
しかも、かなり元気はつらつ。
偶然だろうが、なぜか、デジカメを向けるとバタバタと暴れる。
…うーん、そこに何かいるの?
もう彼らもやって来る季節かぁ~。
よーく見れば、「金黒羽白(きんくろはしろ)」もたくさんやってきてました。
不忍池には、10月下旬ごろから、順次冬鳥たちがやって来て、最初は、ぽつりぽつりと見かける感じ。
ですが、彼らが大挙してやって来てるなら、もう冬近し。
ああ、今年は、野鳥観察に出遅れてるかも…私。
もしかすると、もうゆりかもめたちもやってきて、ここを経由してどこかへ行った?
どちらにしても、不忍池は、冬から春にかけては、野鳥観察が楽しい場所。
このシーズンこそは、コロナ禍以前のように足蹴く通いたいものです。
◆今日は、2022年11月24日/旧暦11月1日/霜月辛巳の日/月齢0.2日/新月!
◆日の出6時25分 日の入16時30分/月の出6時32分 月の入16時31分