素晴らしき深大寺の「お練行列」/旧2/4・甲戌

毎年、3月3日と4日は、調布深大寺のだるま市。

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境内に並ぶ露天のだるまは、いろいろで面白く、さらに、深大寺では、僧侶の方々に入れていただく左目が、阿吽の「阿」をあらわす梵字だったりするのも大きなバリュー。

加えて、その境内をぐるり取り囲むエリアには、立錐の余地がないほどの祭り露店。
焼きそば、お好み焼き、カルメラ焼きに、深大寺といえばそば由来の饅頭やら団子たら、さらには七味唐辛子やら山盛りわかめなど…いろいろいろいろのあれです。
そこにそこそこ大きな植木市まで繰り出して、都内で、ここまで大掛かりな祭りもそうそうないんじゃあないだろうか!

しかしっ!
最もお奨めなのは、両日とも午後2時からはじまる「お練行列」。

このだるま市がよって立つ「厄除元三大師大祭」は、数ある中でも深大寺最大の行事。
そして、「お練り行列」こそは、そのメインイベントで、もうもうもうもう、一見の価値、ありまくりなのです。

とにかくコレは、私には外せない行事。
だるまさんも新しい方にかえていただくにしても、この時間に併せて出かけるのが毎年の習慣です。

ということで、今年もこれから。

以下は、過去に見学させていただいた様子ですが、ご興味とお時間のある方は、今日にでもぜひ!
…ということで、実況風にご紹介する次第です。

さあ、合図の寺の鐘がゴーンとなりました。

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寺の紋を背にした方もおまわりさんも、やや緊張感をもって、そこまで近づく行列を待ちます。
見る側もなんとなく緊張。

そうそう、この雅楽隊の方々も…。

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来ました!

先頭は、鐘を打つお坊様
→高張提灯を持つ2人
→錫丈を持つ2人。

あっ!さっそく、写真を撮るのを忘れてます私!
いかんいかん!

→露払いのお坊様1人。
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浄水をまき散らしながら進み、その水をわが身にもかけていただけないかという風に観衆たちはやや身を乗り出しますが、私はそれより衿に挟んだ扇子が気になる。

→ねずみ色の裃・袴姿で、供物を手にもったひとびとが大勢続きます。

口を覆う大きな紙覆いは、供物に息がかからないようにするためだとか。

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供物は、朱塗りの三方に紅白餅と紅白だるま模様のパッケージに包まれたお菓子にみかん。
真ん中に梅の花がちょこんと1本立っているのが非常に可愛い。

→火消し纏を先頭に火消し衆の面々が木遣りを唱和しつつ進み…。
いなせなお姿を惚れ惚れ眺め…。
おっと!またも、写真を取り損ないましたっ!

→鐘を鳴らして進むご婦人たち。

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ちなみにその日、いっしょに来てくれた友人がいて、彼女は、これがよかったと言っております。
たしかに、きりっと美しさが漂う行列だったかと。

→供物をもった男性陣がつづき。
その後ろに、山門のところで演奏していたお坊様がたが列に加わります。

→クライマックス的に練り歩くのは、美しい装いのお坊様方。
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朱色の衣に美しい金襴の袈裟姿が、あでやかすぎて、またもぼーっと眺めて写真を忘れそうになる。

ああいかん、いや、もういいです。

確かこのあと、深大寺最高位のお坊様が、頭上に朱傘を掲げてもらいながらゆるゆると登場
→供物を掲げるお坊様数人
→公家装束のひとびと
→朱色の衣に紫&白抜き花模様が可愛い袈裟のお坊様

…と続いたかと思われます。が、興味深く眺めるのに忙しく、カメラ構える暇ありません。

ということで、今年これから見にゆくお練り行列では、抜けた部分の撮影ができるか否か。
首尾よくできたら、またこのブログにてご紹介できればと思います…が、どうだろう。

とにかく、絵巻物を開いてゆくような美しさ&面白さ。
それが、この現代に受け継がれている凄みみたいのを感じるひとときなのです。

そして、このあと、「阿」の字をいただいただるまさんをふところに静かに抱え、来年、無事に「吽」の字を入れられますように…などと思って帰る。

おかげさまで、毎年、良い1年です。

さあて、まずは、1年いていただいただるまさんの左目に「吽」の字を入れて、今年も張り切っていってきま~す!

◆今日は、2014年3月4日/旧暦2月4日/如月甲戌の日

◎深大寺公式サイト⇒元三大師大祭だるま市
※京王線調布駅から13番・14番バスで10~15分がいちばん便利です。