えーっと、実は、この数日GW帰省にて東北の街に滞在中です。
(なので、ここ数日分の暦日記は、どうしても書いておきたいので昨年の写真や、ちょっと早めに撮ったものなどもあり。まあそれはそれと寛大なココロでとらえていただけますと幸いです・苦笑)
で、東北福島のGWは、りんごのつぼみで始まって…。
白い花が咲き始める。
このエリア固有の七十二候があるとすれば、「林檎始笑(りんごはじめてはなひらく)」かな。
そして、すぐにこんな風に。
散り行くりんごの花は、おしべと花弁の一部が、オレンジ色に変わって、これもかなり美しいのです。
こんな美しい花が、もうあちらにもこちらにも普通に咲いていて、東北の街は、桃源郷のごとく。
…って、桃はとっくに終わって、りんごですが。
…しかも、白状すると、ここ数年リンゴ畑の密度もかなり減っちゃったんですが。
実は、3.11の震災後、風評被害の打撃や後継者不足もあって、実は帰省するたび、リンゴの樹が伐採される
→しばし空き地
→次に帰ると、あたらしい家という情勢でもあります。
福島は、人口が減っているというのに、無計画に家を建てているような気がしてならず。
古い家屋が放置されている例もあちらこちらに散在します。
これって、日本の国全体が抱える問題の縮図でもありますよね。
ただし、浜通りの被災者の方の家が不足しているとかいう大義名分もあり(ほんと?)。
それでなくとも、ピカピカなモダンで新品の家の存在感が優っている今は、そんなに問題視もされていない感じです。
しかし、いままで流行を追わずに来た地域の特性なのか、実は、その古い家屋は、ちょっとステキなたたずまい。
美しいリンゴ畑も、味ある古い家屋もなんかもったいない。
これらを、この土地の財産と考えるような新しいココロミが出てこないモノだろうか…とも。
といっても、結局よそ者の遠吠えなんですが、すみません。
ということで、ときどき、この土地に合った「なんちゃって七十二候」などを作って、この地の良さを自分なりに再発見してみようかなぁ…なんて、かなり発作的に思いつき。
こんな記事を書かせていただいた次第です。
ということで、本日は帰京。
というか元気に寝てます。
珍しく茶色の方も写真を撮らせてくれたりして…。
じゃあね。またね。
◆今日は、2014年5月7日/旧暦4月9日/卯月戊寅の日/下弦の月