七十二候は「綿柎開」に。暦的には「開」くのは「綿花=実」のことみたいですが、リアルは、まだ「花」の時期です。この差はなんで?/旧暦7/26・乙未

七十二候は「綿柎開(わたのはなしべひらく)」の時期です。(8月23日~27日)

七十二候に多い「開」シリーズ。

主として花の開花で、季節の変化を表現しますが、今回開くのは、綿の「花」ではなく、綿の「実」のこと…らしい。

暦は「綿の実が弾けて、綿がのぞく時期」だと言うんですが、こんな風?
…ってもドライフラワーなんで枯れ枯れですが💦。

綿花

しかし、綿がのぞく「実=綿花」の時期にはまだ早く、今は、まさに「花」の時期。

綿の花

こんな芙蓉のような美しい花を咲かせる(この写真は、東北の街で見つけた綿の花)。
あるいは、花は、あんまりメジャーじゃないけどオクラの花にも似てますね。

なのになんだって、暦は綿花のほうにフォーカスするんだろうなぁ。
…と、毎年いまごろの思うことです。

まあ、どちらにしても東京では、ドライの「綿花」しか、見たことないんですけどね。

東京でも見つかる「綿」は、空の上。

そうそう、雲なら、そろそろ、ちぎったようなふわふわの雲になる頃合い。
今年は酷暑の空気をゲリラ豪雨が冷やす…みたいなことになって、空には始終不穏な黒雲って感じではあるんですが…。

その隙をぬって登場した、今年の「綿柎開」の頃の雲。

秋の雲

うーむ。
まだ、綿っていうよりホコリかな?

こっちはどうだ?

秋の雲

綿花というより、絹から作った「真綿」みたいですね。

今年は夏の雲の時期も短く、観察ならず。
秋の雲観察には邁進したく思うのですが、綿花のような雲はいつぐらいから見られるだろか?

◆今日は、2019年8月26日/旧暦7月26日/文月乙未の日/月齢25.0日
◆日の出5時08分 日の入18時18分/月の出0時08分 月の入14時52分