今日は、二十四節気「立夏」です。
暦の解説書である『暦便覧』には「夏の立つがゆへなり」とシンプルに、夏の到来を告げている。
到来?
御冗談をっ!
今年は、もう、夏日が多い季節に突入しちゃって、夏本番みたいです。
見上げれば、木洩れ日ですらもなんだかエネルギッシュ!
イメージ的には、桜が、昨日散ったぐらいの気分なんですけねぇ。
夏来るの早すぎだよ!(←実は、夏が少し…いやすごく苦手)
「立」というコトバは、はじまりの意味をもち…。
だから、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の「四立(しりゅう)」仲間は、そうはいっても、実際新しい季節の気配すらないのがふつう。
だって、はじまったばかりだもん。
たとえば、<今日は、「立春」、暦の上では春です(が…寒い)>的な表現をよく聞くでしょ?
「立秋」「立冬」だって、秋だの冬だのいったって、たいていその前の季節をまだまだ纏っている時期です。
なのになぁ…「立夏」だけは、どうもエネルギッシュ!
いきなり半そでな気分を運んでくる…どころか、もうここ数年暑いですっ!(←いや、ホンキで夏はダメなのよねぇ)
ほらこの木洩れ日もけっこう強いよ!
と見上げた木々の葉っぱはまだ若葉。
日差しは確かに強いけど、木陰で見上げた木々は、瑞々しくて、すずしげかもなあ…。
あれあれ!
あれれっ!朴(ほお)の木 だっ!
そして、花 を見つけましたっ!
ひさしぶりっ!
ずいぶん見てなかったのは、暑くなると、外をうろつくのをやめていたから…なんですかね。
ああ、これは十分な日差しと気温がもたらす美しさ。
うーん。
しかたがないので、立夏のもたらす「暑い」部分には目をつぶり、爽やか部分をしばし楽しむこととしますか。
◆今日は、2015年5月6日/旧暦3月18日/弥生壬午の日
日の出4時45分 日の入18時31分/月の出20時29分 月の入6時12分