江戸東京の下町は、GWが終わってもハレの日続き。今日、神田祭の祭礼行列を皮きりに夏祭りはじまりますっ!/5/9=旧3/21・乙酉

下町の界隈は、ゴールデンウィークが終わると、夏祭り本番!

普通ならば、淡々とした日常にもどり、ちょっと間違うと五月病…とか。
ややパッとしない季節のはず。
…なのですが、東京の下町は休んでる暇も沈む暇もないようでして…。
(もしやシゴトしている暇もなく?)

今度は、夏祭りの季節に突入!
ますますヒートアップが続いてゆくんですねぇ~♪♪

特に今年は、神田明神の神田祭がただならない!

江戸東京の天下祭とも呼ばれる「神田祭」は、赤坂の日枝神社の「山王祭」と隔年で斎行されるのが通例。
昨年は、「山王祭」の年だったんで、今年は、いよいよ神田祭の番

…とそれはいいんですが、昨日、街中に掲げられたポスターを見て驚いたっ!!

神田祭
(画像をクリックすると、大きくなります)

あらら?神幸祭は、5月9日って今日じゃん!
ひゃあ!大変っ!

…何が大変かって?そりゃあさ。

神幸祭は、絢爛豪華な大行列が、終日かけて都心を巡る一大行事。

ざっくり言ってしまえば、平安時代風な雅な衣装に身を包んだ宮司以下神職、氏子の方々、木遣りの声を高らかに響かせながらの鳶頭連。そして、ご祭神神がたをお乗せする鳳輦・神輿や、各種山車。
それらで構成された、雅な祭礼行列が、平成の世の東京を練り歩くんです。

こりゃ見過ごせないでしょ!

さぁさ、ルートを確認っ!⇒神幸祭や附け祭の巡行路や神輿宮入の予定時刻までダウンロードできます。

午前8時に、神田明神を出発した祭礼行列は、午前中で、神田・神保町界隈⇒大手町・丸の内⇒日本橋⇒秋葉原と廻り
午後は、馬喰町⇒浜町⇒水天宮⇒人形町⇒日本橋⇒神田と廻って、午後7時神田明神着。

いゃあ、長丁場ですね。

行列には、ユニークな山車も各種登場するはず!

たとえばコレとか。

酒呑童子

節分祭の神田明神境内で、やたらと存在感を放っていた「大江山凱陣(おおえやまがいじん)」
酒呑童子(しゅてんどうじ)という鬼の首を象ったとされる山車で、かつて、天下祭の名物とされ、江戸人たちに大人気。
「江戸名所図会」など、過去の資料に戻って、平成19年に復刻されたもの。

さてさて、私はどこで陣取るのがいちばんいいか、これからしばし考えてから出かけます。
神田界隈がいちばん空いてて、見学しやすそうに思えるんですがどうだろな?

付録:江戸東京下町の夏まつりの2015年スケジュール

・下谷神社下谷神社大祭 5月8日~10日 あっ!もう始まってるっ!
・神田明神神田祭 5月7日~15日 クライマックスは、5月9日の祭礼行列、10日神輿宮入
・浅草神社浅草三社祭 5月15・16・17日
・入谷・小野照崎神社小野照崎神社大祭 5月15~17日
・湯島天神例大祭 5月23・24・25日
・上野五條の天神大祭 5月25日
五条天神
ああ、けっきょく、5月いっぱい、東・東京のいづれかの町並みには神輿を担ぐはっぴ姿。
なんのかんのといって、今月は、ケの日よりハレの日が多いってコト?

コレって、けっこうすごいことだよね!

◆今日は、2015年5月9日/旧暦3月21日/弥生乙酉の日
◆日の出 4時42分 日の入18時34分/月の出23時06分 月の入8時51分