今日は、二十四節気の「小満」です。
まずは、いつもの『暦便覧』。
「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されいます。
ちなみに、「盈満」=「物が満ち溢れる」の意味。
ひとつまえ二十四節気は、夏の始まりを示す「立夏」。
今年は、夏の始まりという生易しい感じがしないほどの、夏日&時々真夏日の日々に突入してしまいました。
ヒトにとっては、厄介な暑さの日々到来か?と戦々恐々。(←私だけかも。だって、夏はすごーく苦手)
しかしそれはヒトの都合。
燦燦と強い日差しを浴びて、植物たちは、今、満ちつつあります。
それは、道をそぞろ歩いても一目瞭然。
咲き乱れる初夏の花に交じって、さまざまな実りや実りを予感させるモノに出会えるはず
…なんですねぇ。
たとえば…。
立春の頃に華やいでいた梅は、いちはやく実りの時期みたい。
この梅は、収穫まであと少し!
うーっ、今年は梅干しどうしようかな?とか思ったり。
あっ!枇杷の実もずいぶん膨らんでるよ!
これは、あと少しで色づくころだねぇ…♪♪
…ってどちらも、よそ様のモノなので見るだけなんですが(笑)。
柿の実りは先だけど、ユニークな花を咲かせております。
美しいというより、柿の花って食べられそうな…感じ?
実は、いちど飾ってみたいのがこの花だけど、都会の柿の木はかなり背高。
花泥棒も実行不可能なのであります。
あっ!これは茗荷?
東京のこんな隙間でも茗荷の葉っぱも伸びはじめてる!
これって、勝手に生えてきたのか?
…とやや期待して眺めてみたり。
(田舎育ちにとっては、茗荷が3つで198円とか、ありえないのよねぇ…。どこからか採取したい!)
きっと、東北のリンゴもそろそろ実をつけはじめの頃だろうし…。
このリンゴの写真は、数年前のモノながら、とったのは「小満」から「芒種」の間。
5月の上旬にすっかり花が散っていたので、たぶん、今年は、早々にこのぐらいの実が育っているはず…と思う。
さて、そぞろ歩きの、目的地は、近所のスーパー。
ちょっと食材の買い出しに出ただけでもこれだけの実りの実感&予感(りんごは想像ですが…)です。
そして、そのスーパーの棚には、梅に先駆け、生姜やらっきょうなどの、保存食の材料がいちはやく並び始めていて、ああここにも「小満」。
…と思う。
季節が「小満」の時期にはいれば、そろそろ本格的な保存食作りで忙しくなりますね。
◆今日は、2015年5月21日/旧暦4月4日/卯月丁酉の日
◆日の出4時32分 日の入18時43分/月の出7時15分 月の入21時29分