季節はもう1年の折り返し「夏越し祓」。となれば、いつもの「水無月」はどこのにしようか?/6/29=旧5/14・丙子

暑いとか寒いとか、目の前のコトに振り回されたつけがきたかのようです。
ハッ!と気づけば、もう1年の折り返し地点!

立ち寄る神社の多くは、半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越しの祓」の準備も万端。
拝殿前に大きな「茅の輪」が配されはじめています。

となれば…。

この時期にいただくべき和菓子「水無月」を買ってこなくちゃ!

「夏越しの祓い」といえば、神社の「茅の輪」「形代」、そして和菓子の「水無月」が、外せない主要三大アイテム。

そういわれるだけあって、この和菓子、その素材や意匠に隠された意味はなかなかに凝っております。

・生地⇒米の粉に砂糖を加えて蒸した「外郎(ういろう)」
「外郎」は氷の見立てで暑気を祓う意味を持つ。
・小豆⇒疫病や邪気払いとなれば、必ず登場する食べ物ですね。これを甘く炊いて散らす。
・三角形の意匠⇒このカタチは、魔よけ厄病よけの意味を持つ。

もうもう、さまざまな手段を屈指して、悪いものを祓いまくる設計なんですねぇ。

というコトで、今年は、ご近所の老舗和菓子舗つる瀬にてGET!

つる瀬の「水無月」は、いわゆる「水無月」菓子の定義をきちんと守りつつ、笹の葉でこれを包んだところが特徴。

つる瀬 水無月

笹の葉は、防腐作用を持っているから、暑気対策ということかな?
見かけも涼しげでいい感じです。

毎年、どこの「水無月」にするか考えるのがかなり楽しい。

昔からある季節のお菓子は、意匠や素材は基本を踏襲しつつも、職人によってさまざまな工夫が凝らされているのが面白いところ。

もちろんこの「水無月」もその例外ではなくて、和菓子屋さんによって、いろいろ

たとえば、昨年いただいた、上野桜木にある「桃林堂」製

桃林堂の水無月

こちらは、かなり基本に忠実でした。氷に見立てた白い生地がみためも涼しげでいい感じです。

そして一昨年は、「こごめ大福 竹隆庵岡埜」より購入。

「こごめ大福 竹隆庵岡埜 水無月

ここのは、外朗に琉球黒糖を混ぜてあって、やや濃厚で、美味しい。
(実は、ここの水無月が気に入りなんで、昨年も追加でいただいちゃったんでした・笑。…というコトで、今年も食べちゃうかも。)

さてさて、まずは、この「水無月」をゆっくり味わいつついただいて、邪気祓い。
そして、明日の「夏越祓」もきちんとお参りさせていただき、邪気のかけらも残さずに、来る半年に備えます。

ちなみに、この「水無月」は、6月30日を最後に、きれいさっぱり和菓子屋さんの店先から消えてゆきます。
もしも、いただきたいなら、お忘れなくっ!

◆今日は、2015年6月29日/旧暦5月14日/皐月丙子の日
◆日の出4時28分 日の入19時01分/月の出16時07分 月の入2時01分