7月9・10日の浅草寺「四万六千日」。
お参りしたなら、忘れてならないのが「雷除け守」です。
って、境内各所に巨大バージョンが飾られているので、見る気がなくとも気になっちゃいますけどね。
「雷除け守」は、7月9・10日にしか授与いただけない縁起物
和紙を三角に折り中央に「金龍山浅草寺」の御朱印と文字。
それを田楽のように竹の箸状の棒をつけたカタチが珍しい。
裏っかわもとにかくシンプル過ぎぐらいの潔さ。
実は、2006年に初めて浅草寺のほうずき市を訪ね、ほおずきより、この意匠に大感激。
さらに、1年でこの日しか授与されない
…とかいう期間限定的なもの弱い私なもんで、この年より、なにがあっても「四万六千日」&ほおずき市のみは外せなくなる。
ってコトで、もう10回目の「雷除け守」です。
もうここまで繰り返しお世話になると、これさえあれば、マジで雷をよけてくださるような安心感があります。
というより、もう飾ってないと、雷落ちちゃうような…気が、
…最近は、東京もカミナリ多いですからね。
毎年言ってますが、雷除守がらみの、「効いたっ!」話
街中で起こるカミナリは、ややたちが悪く、避雷針を除けて、見ていたTVに落ちた!PCが破壊されたという話を聞きますが、まさに、そんな事故が友人宅…の隣の住人の身に起こった。
(なんか、昨年もこのブログに書いた気がしますが…まあいいか・笑)
その年、その友人には、この雷除守をあげていて(…というか押し付けた。いや、受け取るときそうゆう顔をしていたように思うので・笑)、のちに「いゃあ、このお守りがなかったら私の部屋がやられたかも」と、非常に感謝されたのでした。
デザインが美しいだけでなく、効くんだなぁ。
さすが観音様の縁起物です!
以降、私はもちろん、その友人も、長く「雷除守」を求め続けているようです。
これが、江戸時代なら、「雷が避けて通った」と、あっという間にうわさが広がり、その後、浅草寺の雷除け守は大流行したんだそうな
…って伝説にすらなりそうな事件です。
浅草寺の雷除守は、江戸時代発祥。
もとは、赤とおもろこしだった?
実際、雷除守の発祥は、それに近いお話らしく。
浅草寺のサイトによれば…。
<江戸の昔、落雷のあった農家で「赤とうもろこし」を吊るしていた農家だけが無事であったことから、文化年間(1804~18)以後に「雷除(かみなりよけ)」として赤とうもろこしが売られるようになりました。>
だそうです。
それが、7月9・10日の「四万六千日」の門前市で売られるようになり、明治時代の初めに赤とうもろこしが不作の年があって、一旦停止。
参詣者の強い要望があって、浅草寺から、今のカタチの「雷除守護」のお札が出されるようになって、今に至る。
ちなみに、浅草寺から授与される雷除け守もステキですが、その「赤とうもろこしのお守り」ってのも惹かれますね。
どなたか、復刻してくれないでしょうか?
◆今日は、2015年7月10日/旧暦5月25日/皐月丁亥の日
◆日の出4時33分 日の入18時59分/月の出–:– 月の入13時13分