季節の暦・七十二候は、今日から「大雨時行」に入りました(8月2日~7日)。
読みは、「たいうときどきおこなう」あるいは「たいう ときどきにふる」とも。
季節は、時々、激しい雨が降る頃に入りましたといった意味です。
ただいま「大暑」も迎えておりまして、ニッポンの暑さは極み。
日差しが照り付け地表の水分もどんどん蒸発。
あたりは、さながらサウナのように湿気満載で蒸し暑くなる。
天気予報でよく言っている「暖かく湿った空気が入るため、大気が不安定」な状態ってこれですか?
だから、スコーンと晴れた空。
一点の曇りもない晴天。
…だとしても、侮るなかれ。
湿った空気は、上昇気流に乗ってどんどん上空へ上り、おっ!積乱雲発生!!
あっ!入道雲だぁ!
とか暢気に喜んでたりするうち、あたりは一変、にわかに掻き曇り。
雷鳴なんかが轟いたりして、突然、激しい雨!
…まあ、そんな時期ってコトですね。
といっても昨今は、局所集中豪雨による水害被害のニュースが多過ぎ。
そこに台風がかさなっちゃったして踏んだり蹴ったり。
いったい地球は、どーなってるのか。
それとも、ヒトによる治水の不手際なのか?
…なんて思うばかりです。
ゲリラ豪雨一過
それでも…。
ゲリラ豪雨が、来襲して去るのが、夕暮れ時だったなら、こんな見事な置き土産もある。
美しい夕焼け。
こんな光景が繰り広がるのも、この時期の特徴かもね。
ここしばらくの空は、秋口まで実にさまざま。
ダイナミックな表情を見せてくれたりもするんです。
暑いけど、夏も日傘や帽子の影からでも、時々空を見上げて、出会ってみたいのは、ユニークな雲。
豪雨がきたら、被害が少ないことを祈りつつ、美しい夕焼け…時々、虹を眺めてほっとしてみたいよねぇ。
…つまり、「大雨時行」はそんな季節です。
◆今日は、2015年8月2日/旧暦6月18日/水無月庚戌の日
◆日の出4時49分 日の入18時45分/月の出19時54分 月の入6時34分