芝大神宮の「だらだら祭」まだまだ開催中です。今日は、そこで求めた縁起物自慢っ!!千木箱&生姜の木札/旧暦7/30・辛卯

芝大神宮の境内にひっそり奉納されているコレ。

どの神社にもある絵馬ですが、ここのはなんだかかわいいですね。

絵馬

絵柄に生姜(左)と千木箱(右)という、この神社の二大人気縁起物を選んだのが成功要因(?)。
色合い的にも爽やかでいい感じ。
なんか、このまま奉納せずに、家に持って帰りたくなります。

ってわけにも行かないので…。

やっぱり求めてしまった、右側に描かれた千木箱

ホンモノはこんなものです。
小さな三段がさね弁当箱風。

千木箱

カタチは、絵馬に描かれているのと同じですが、絵柄が若干違って、白・紫・緑で描かれているのは藤の花です。

それと、麦わらの縒り紐できっちりと括った結び目のチカラ強さもホンモノの魅力。

きっちりむすぶ

中に2~3粒の煎豆が入っていて、カラカラ乾いた音がして、その音すらもカワイイ。

超人気で、入手困難の場合もあって…。

理由は、このカワイイ意匠。

千木箱横

加えて、やたらたくさんあるご利益

その1.このままこれを天井に吊るしておくと雷除け・地震除け

中の豆を食べれば落雷からまぬがれるとも言われています。
が、箱を開ける?!

かえって罰が当たりそうで絶対無理です。

その2.箪笥の中に入れれば着物が増える

「千木」=「千着」という、江戸人とくいの語呂合わせがそもそもの始まり。
のちに、歌舞伎役者の舞台衣装が増える=役者として売れると縁起をかつぎ、新人役者は、これをもとめるのが決まりみたいな時代もあった。

現代のトレンドとしては、衣服は増えなくていいんですが…。
箪笥に入れとくと、断捨離が成功するとしたほうが今や嬉しい気もします。

…いや、なんでもありません。

その3.これを持っていると良縁にめぐまれる。

ああ、このご利益は、現代に入ってからくわえられたものだろうなぁ。

…まあ、というコトでルックスもよく、豊かな中味を持つってのが、千木箱人気の理由なんでしょうね。

私としては、同じ意匠(デザイン)のお弁当箱が欲しい。

…って言ったらやや罰当たり?

というものも、実は、このルーツは、カミサマへのお供えの器なんだそうです。

「千木」は、神社の屋根の両端の交差している部分の名称。
千木箱は、その千木の余材を使ってつくったからこの名がついたとも言われ、もとは、祭りの日に、神前に供えた秋の収穫物を盛る器の形がルーツ。
それを小型化したものなので、元の大きさに戻すと、カミサマのお道具…なんですねぇ。

というコトで飾ります

千木箱と木札

授与いただいた千木箱はもちろん箪笥などにはいれず(断捨離中!)、葉つき生姜の木札(昨年授与いただきました。今年は小さい方の生姜のみ)とともに、よく見える場所に飾って、時々、楽しく眺めさせていただくことにしようかと思います。

あっ、そういえば、芝大神宮の場所はこちらです⇒芝大神宮ホームページ
そうそう、だらだら祭りの情報はこっち⇒芝大神宮「だらだら祭り」 [9月の秋祭り2015]

◆今日は、2015年9月12日/旧暦7月30日/文月辛卯の日
◆日の出5時21分 日の入17時54分/月の出4時12分 月の入17時13分