今日から七十二候は「鶺鴒鳴(せきれいなく)」。しかし、今年も姿見かけず、声聴かず…なので、勝手七十二候「団栗実」に!/旧暦8/1・壬辰

季節の暦・七十二候は、今日から「鶺鴒鳴」に入りました(9月13日~17日)。
「せきれいなく」と読んで、まあ、その通りの意味で、せきれいという鳥が鳴く季節。

…というコトなんですが、故郷に帰れば時々、川辺なんかで目にする鶺鴒も、今の住まいのあたりでは、うーむ、鳴き声??
…って感じ。

街中に住んでるヒトにとっては、わざわざ何でこの鳥を?と思う。
街暮らしには、馴染みのなさすぎる暦アイテムであります。

ってコトで…。

いつものように勝手七十二候「団栗実」とかどお?

読みは、「どんぐりみのる」!

暑さ厳しい時期は、大好きな場所だというのに避けがちな植物園とか庭園とか。
秋めいてくると、またまた足蹴く通い始めるわけですが、今どきのいちばんの変化は、ブナ科コナラ属の樹木。

たとえば、この実がなっているのを発見!

ミズナラ

そこで、はじめてこの樹はミズナラだったんだなぁと思う。

子どもの時は、近所の林にこの樹がたくさんあって、どんぐりといえばこのミズナラの実のことでした。
街中でも時々、公園や街路樹にこの樹が植えられているのをみますが、あんがい丈夫なのかな?

こっちは、クヌギ。

くぬぎ

カブトムシやクワガタが集まる木だけど、この樹はどうだったのだろう?

かつて武家の庭だったところで見つけやすい柏の実

この実も、今ごろよく見かける木の実。

柏の実

柏の実もどんぐりの仲間。

柏は、新芽が出るまでは落葉しないから、後継ぎ必須の武家に好まれる樹木。
この樹ももちろん、水戸藩の上屋敷だった小石川後楽園に堂々とそびえ、いい感じにどんぐりを実らせはじめておりました。

…ああ、こうなると団栗ひろいとかしたいなぁ。

都心の団栗たちは、植物園や庭園のモノなので、落ちた木の実も原則持ち帰れません。
いずれも形状が面白いから、集めて飾ってみたくなる。

こんな理由で、山へハイキングに行きたくなるのも今ごろのコト。
もうずいぶん、行ってないですけどねぇ。

ちなみに、この時期、主だった植物園・庭園・公園をまわればたいがいの団栗を目にするのは可能みたい。⇒自然と友だち 特別編~秋の巻~

◆今日は、2015年9月13日/旧暦8月1日/葉月壬辰の日
◆日の出5時21分 日の入17時52分/月の出5時06分 月の入17時45分