季節の暦・七十二候は、二十四節気「寒露」と同時に「鴻雁来(こうがんきたる)」に入っております(10月8日から10月13日)。
…っていうか、もう明日まででした(笑)。
「鴻雁北(こうがんかえる)」の時期に、「果たして雁って来た?」とか「雁ってどんな鳥だったっけ?」とか。
「おいおいそれって…」という無知ぶりをさらしていたものです。
そこで、「鴻雁来」の時期には、空を見上げて、鳥探し…っうか雁探し(笑)。
それで、ちょっとブログに載せるのが遅くなった次第です。
「で、見つかったのかい?雁は?」
「いや、いっこうに…」
こんな街中に好きこのんで戻ってくる雁もおらず…ですね。
どこかには戻っているのかな?
皇居とか?
うーん。
で、始終上ばかり気にして、代わりに見つけたもの多数。
そのひとつが…。
行く秋や手をひろげたる栗の毬(いが)
…って、芭蕉の句ですが。
ちょっと教養のかけらのあるところを見せたつもり(笑)。
手のひらがゆっくりひろがるように毬(いが)が開いて、顔を出したのはふっくら艶っぽい栗。
ときどき遠回りして通る道沿いに、気ままにという感じで顔出す栗の木が一本。
そこに、芭蕉の詠んだ栗のようなのが、生っていました!
ってコトで、勝手七十二候は「毬栗実(いがぐりみのる)」にしてみました。
とこうなれば、栗の旬!
安い栗が…ありましたっ!
ちょっと小ぶりだけど、格安の栗!
これで、250円也っ!
いつもは、店のショウウインドウに栗の飾りとか、栗の絵とかが出始めると、こまめに足を向けるご近所の青果店。
今年は、リアル栗の実を見て⇒安い栗を入手いたしましたっ!
わーぃ!
さあて、どうしてやろうかなぁ。
まずは、皮をむかないとねっ!
したごしらえ、したごしらえ。
ってコトで、ざっと洗った栗を熱湯につけ…。
このまま冷めるまで放置。
冷めたらざるにあげて…。
包丁で剥く。
お尻の丸い方に適当に切れ目を入れて⇒鬼皮を一気にぱっくり剥く。
これ案外簡単です。
渋皮も、包丁で剥いちゃいますが、時間と根気がいるので、とりあえず30分一本勝負で剥ける分だけ剥く。
あとは、目に着いたら、1個2個と剥いて、お湯に漬けたらとにかくその日中に剥いてしまいます(目標!…としないとずっと放置になってかつてカビが生えた経験あり!)
今日は栗ご飯にしようかな。
残りはジップロックに入れて冷凍保存。
後日、甘露煮に挑戦する?
いや、簡単なんで、栗ご飯で完食してしまう気がしますが…。
日本の栗栽培の歴史は、おおよそ5000年以上とか。
ああ、懐かしい味がするのはそのせいかしら?
研いだ米+塩少々+酒適当+昆布の切れ端+栗を入れていつものように炊いただけです。
(米一合に塩小さじ1/2、酒大さじ2、栗10粒ってかんじですかね…)
☆実は、栗って、縄文人の時代から栽培されてたんだよなぁ~とか。
(青森県の縄文遺跡「三内丸山遺跡」からは、瓢箪、牛蒡、豆とともに数多くの栗が出土し、DNA分析などで、集落の周囲で栗を栽培していた事実が証明されている…と何かで読んだ。)
☆ってことは、『古事記』にも『日本書紀』にも登場するな?あとで調べてみなくっちゃ…とか。
(『古事記』は、雄略天皇の章。『日本書紀』は、応神天皇の十九年の冬十月の章。にあります。その内容は…長くなるので割愛です。でも面白いので探してみるのをおススメです)
思いつつ食す。
栗って、けっこう深い食べ物なんですよねぇ。
☆しかし、とはいえ、もっと簡単に皮を剥く方法はないだろか…とかとか。
(ありますよ!『諏訪田製作所 栗の皮むき鋏 栗くり坊主II 11172』!ああ、去年も同じことを思って⇒調べ⇒買わずに⇒忘れてましたっ!)
ああ、今年は、栗をもう一山。
秋が過ぎ行く前に、便利グッズを買って、せっせと栗をいただくことになりそうです。
やっぱ、栗の甘露煮も挑戦してみるかね。
◆今日は、2015年10月12日/旧暦8月30日/葉月辛酉の日
◆日の出5時44分 日の入17時11分/月の出4時48分 月の入16時50分
↓ホントは、これがよさそうなんだよなぁ~♪♪
実はポチっと買ってしまいました。