今日は二十四節気の「立冬」です。
いよいよ、4つの季節の最終コース、暦の上では冬がやってきました!
それでは、一応、いつもの『暦便覧』。
「立冬」は、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」な季節なんだそうです。
「冬の気」=「冬の気配」ですかね。
まだ、秋の余韻(ってか、夏の余韻?)をひきずりまくっているけど、「ああ、もう冬だなぁ」という小さな痕跡みたいなものがここかしこに現われはじめる頃。
ああ、確かにそうですよね。
いちばん感じるのは、日差しの変化。
午後2時にもなれば、もう、太陽は西の低い場所にいるもんねぇ。
そのせいなのか、下手すりゃ、夏より日差しがまぶしい気さえする。
それと、朝夕は「涼しい」から「寒い」にいつしか変化もとげている。
そこに改めて、ハッと気が付いたりするのも今ごろのコトかな。
葛と生姜を買い込んで、冬ごもりの準備?
そうね。
ヒトも冬は無理せずゆっくり籠ってた方がいいかもね。(←夏にも同じことを言ってたような…)
実際、「ふゆ」の語源は、「冷(ひ)ゆ」に、動物が出産するという意味の「殖(ふ)ゆ」。
人間だって、季節の言葉に従って、今日からは、新しい生命の始まりとなる春までの充電期間にするのが適しているってことかもしれず。
ってコトで、せめてカラダを温める生姜と…。
葛と..。
パッケージの絵が気に入ってジャケ買いした吉野の本葛ですが、使いでも味わいもよくて、これは今ごろ定番的に買い入れるのが習慣に。
冬中使い倒して、このひと箱分が無くなる頃、春になるって寸法です。
人間界は、師走に年始と、
これから気ぜわしい季節なんだもんねぇ。
つまり、冬に籠れず、寒さにさらされるってことです。
ああ、なんか理にかなってない暮らし方。
なので、汁物には生姜と葛を。
気が向いたら、葛湯に擦り生姜を入れて、とせっせと消費して…。
とにかくカラダを冷さないようにってコトです。
立冬すぎたら、東京の空は、日々青く澄んでゆく。
2015年の秋は、けっこう秋晴れ続き。
どうぞこのまま、引き続き「スコーンと抜けた青空!」を切望する次第です。
今冬は、どうかな?
◆今日は、2015年11月8日/旧暦9月27日/長月戊子の日
◆日の出6時09分 日の入16時40分/月の出2時42分 月の入14時52分