季節の暦、七十二候は「麋角解」に入ってました(12月27日~31日)。
しかも、またしても今日が最後の日!!
「きわしかのつのおつ」と読みますが、もうこれは現代人には、何がなんだかわからない。
「麋角解」の漢字をひとつづつ調べてゆきましょう。
・「麋(きわしか)」⇒「大きな鹿」の意味。そのまま固有品種の「ヘラジカ」をさす場合もあるそうです。確かにあれは巨大だ!
・「角(つの)」⇒大鹿の角ならば、大きな枝のような立派なのがイメージできる。そのままです。
・「解」に「おつ」と読みを当て⇒角が抜け落ちるの意味。
ああ、なるほど、ちょっとわかりました。
そして、鹿の角は、抜け落ちれば、また新しいものが生えてくる。
不要に大きくなったモノ、古いモノを捨て、新しいスタートを切るってコトにつながりそうなコトバです。
折よく、今日は大晦日。そして明日は新年。
このタイミングって、七十二候「麋角解」の示す時期にぴったりではありませんか?
これは大晦日から新年に至る時期ありきで、そこに見合うコトバを探して付けた気もしますね。
他の七十二候とはちょっと趣違いません?
それとも、人里に鹿…けっこう生息してたんでしょうか?
まさか奈良じゃああるまいし。
…と思えば、さもありなんです。
今日で、去りゆく2015乙未の年。ありがとう!
旧暦と由緒ある記念日と、食べ物の旬。
そして植物の営みとかを意識しつつ暮らす日々は、一日として同じ日はなく。
今年もとても充実した日々でした。
年神様においでいただく準備も万端。
来年ももちろん、おなじペースで、森羅万象、樹々花々や実りを眺め楽しみ。
古い暦と謂れ深き記念の日々を学び。
旬の食べ物でカラダを健やかに保ちつつ、暮らして行ければと願います。
それでは、また来年!
って、明日なんですけどね。
たった一晩越えるだけだというのに、大晦日から元旦への変化は、とても新しい一歩。
この制度を考えてくれた方には、とても感謝したいなぁ…と思います。
◆今日は、2015年12月31日/旧暦11月21日/霜月辛巳の日
◆日の出6時50分 日の入16時37分/月の出22時23分 月の入10時22分