あっというまに浅草寺の「羽子板市」は最終日!豪華羽子板を眺め、突羽根と羽子板の御守り目当てに出かけます!/12/19=旧11/9・己巳・上弦の月

今日は、浅草寺の歳の市…「羽子板市」の最終日です。

今年も浅草寺の境内、五重塔のあたりには、地面から高い位置に床板を張ったにわか座敷店が軒を連ね華やかな雰囲気に。売られている羽子板もそれはそれは見応えたっぷりですが、私は、その店先を飾る暖簾の色合いを眺めるのがかなり好き。

暖簾

渋い地色に染め抜かれた粋な屋号や紋。
暖簾

この色合いって、何かに応用できるんじゃあないかなぁ…と、毎年仔細に眺めてみますが、いいなぁと思うのみ。
残念ながら、まだ何も思いつきません。

さあそれでは、羽子板ならぬ「突羽根」選びにまい進します。

露店の羽子板をいろいろ眺め…。

羽子板

とはいっても、あまりじーっと眺めていれば、売り手の巧みな口上につかまってしまう。
まあ、薦められても高価すぎてとてもお買い求めは…無理ですが(笑)。

それでもただの冷やかしがいい場所でいつまでも…というのも迷惑だろうので、ささっと横目で眺めたり(苦笑)。

しかし、突羽根は、毎年きちんと購入するお客なんでじっくりと眺めて選ばしてもらう。

突く羽根

しかし、こんだけまとまって売られているとホントにきれいです。

今年は、一列購入したいと思うのですが、どっちにしよう。
突く羽根

できれば、細いのと丸いのがセットになってるバージョンも作ってほしいものです。

「有卦干支羽子板」も忘れずに!

こちらは、数年前から東京歳乃市羽子板商組合が出している羽子板型の御守り。
羽子板市が立つ一角にこんな風に売られていて…。

有卦羽子板

豪華で高価な押絵細工の羽子板を我が家に飾るのはちょっと気後れするけれど、これは、欲しいっ!
と思ったのが、「乙未」(きのとひつじ)の平成二十七年バージョン。
聞けば、けっこう前からここで授与していたんだとか。
うーん、毎年欠かさず出向く羽子板市だというのに、全然気が付きませんでした。

なので、「丙申(ひのえさる)」の平成二十八年バージョンでやっと2年目です。

「有卦干支羽子板」の「有卦」は、「うけ」と読んで、「幸運が続く」というご利益なんだそうです。

孫悟空

ひとつ求めますと、小さな冊子もついてきて、その表紙の絵柄も毎年違って、それもバリュー。
今年は、申年にちなんで、孫悟空でした。

ちなみにこの羽子板を授与いただく(500円)と、福引が付いて…。

根付
根付が当たり。

そして昨年のモノを供養に納めたら、また小さな羽子板をいただきました。

供養の羽子板

なんか、大判ぶるまいです。

「突羽根」「有卦干支羽子板」「縁起小判」で来年のご利益はバッチリ!

さて、先に購入した、「突羽根」にもちゃんとご利益があって、その縁起を担ぐのは、先端にある黒く丸い「無患子」という植物の種のほう。
「無患子」だから、子どもが患わない=「病気除け」。
「無患子」じたいを豆に見立てて、「豆=魔滅(まめ)」で魔除けとか。

そこに、昨日このブログで紹介した「縁起小判」の「福徳」と、「有卦干支羽子板」の「幸運続き」を加え、なんか万全すぎるご利益です。

というコトで、これらは、年神様をお迎えする正月の室礼に使わせていただこうと思います。

その様子は、またこのブログにて。

◆今日は、2015年12月19日/旧暦11月9日/霜月己巳の日・上弦
◆日の出6時45分 日の入16時30分/月の出12時04分 月の入–:–