季節の暦・七十二候は昨日の二十四節気「雨水」とともに「土脉潤起」に入っております(2月19日~23日)。
「土脉」は「つちのしょう」と読んで、「土の脈」ということだとか。
ええっ?土の脈ってなに?
…うーん、なんとなく、私は地面が脈打つ=大地が蘇生した!的なコトをイメージするのですが、いかがでしょうか?
今まで固く冷たく凍っていた大地が、暖かさで緩んで動き出し、天から降るものも「雪」から「雨」へ。
そうして、大地に「潤起(うるおいおこる)」。
こんな感じでしょうか?
根雪だったものが、徐々にシャーベット状になって、緩み⇒水蒸気になって、大地が少しずつ見え始める…みたいな。
それともこんな風?
降り積もった雪の下から、芽吹いた草草。
東京なんかじゃ、なかなかこんな光景は目にできませんので、今日は、故郷・東北の写真です。
「立春」には、「東風解凍」「黄鶯睍睆」「魚上氷」とつらなったものの…。
それらは、全部、春の気配…というか春への期待かな。
実際、東風もなかなかふかなかったし(本格的な春の風「春一番」だって、2016年は2月14日)、鶯なんて鳴きませんし、春の魚…ねぇ。
しかし「雨水」以降につらなる暦アイテムは「土脉潤起」⇒「霞始靆」⇒「草木萠動」と、マジな春の自然現象。
ふーむ、つまり、春は、地面からやってくるのかもなぁ。
◆今日は、2016年2月20日/旧暦1月13日/睦月壬申の日
◆日の出6時23分 日の入17時27分/月の出15時11分 月の入4時22分