こちらが、雁の代わりにやってきた杜鵑(ほととぎす)。
鳥じゃないじゃん。
…とやや偽証ありです。
やってきたのではなく、秋になれば、いつもの場所に咲く花「杜鵑草(ほととぎす)」。
…って、七十二候「鴻雁来」の時期は明日(10月8日~12日)までなんで、ちょっと気まぐれにネタをひっぱってみました。
この花も毎年律儀に「鴻雁来」の頃に咲き始めてるかも?
ってのもありますね。
「杜鵑草(ほととぎす)」は、気候が、THE秋みたいにならないとなかなか花咲かず。
10月に入っても真夏日や台風来襲があった今年は、もっとずーっと遅いかなぁと思ってましたが、けっこう例年通り。
「杜鵑草(ほととぎす)」の名は、マジで鳥の杜鵑(ほととぎす)からいただきました。
証拠はこの一文。
「和名ハ杜鵑草ノ意、花蓋片ノ斑点ヲほととぎすノ胸班二比シテ此名ヲ呼ビシナリ」
…と、植物学者・牧野富太郎センセイが、著作『牧野植物図鑑』にてはっきりと言い切っております。
つまり、鳥・杜鵑の胸に斑点の模様があり
⇒植物・杜鵑草の花の模様に似ているから…と。
ふーん。
しかし、今や植物のほととぎすのほうはおなじみなので、仮に鳥に出会ったとしたら、「あっ!ほととぎすに似た鳥!」となってしまう気満々です。
しかし、東京都心に杜鵑(鳥のね。)っているんだろうか?
雁だって出逢わないのにさぁ…。
今年は、まだまだつぼみのほうが優勢。
やっぱ、秋が来るのが遅かったからねぇ。
しかし、私はこの状態が好き。
このコロンとしたのが、触るとビロードみたいな肌触りなんです。
このままいただき、ピアスなんかにしてみたい。
そうして、一日中触っているのである…いいなぁ。
そうこうしているうちに、つぼみはビロード感がなくなって…。
咲く。咲き誇る。
けっこう見かけはゴージャスな花ですが、雑草のごとくいろんな場所に群生してます。
といっても、最初は、ヒトが植えたんでしょうが、丈夫なんですね。
ここまで咲き誇って、いつでも目に付くころになれば、さすがに秋深し。
しかし、なんだか年々秋が短くなって、花のころも短く。
なのでこの時期、ブログもひときわ植物ネタが多くなります。
◆今日は、2016年10月11日/旧暦9月11日/長月丙寅の日/月齢10.1日
◆日の出5時44分 日の入17時11分/月の出14時01分 月の入–:–