今日は二十四節気の「霜降」です。この時期、不思議に目立つのが黄色の「背高泡立ち草」。/10/23=旧9/23・戊寅・下弦の月!

二十四節気は、もう「霜降」ですかぁ…。

いっこ前の「寒露」の「寒」の字も季節を表すには早いなぁと思ったのもつかの間、それからたった15日で暦は「霜が降る」と言う。
ふーむ。

北海道のあたり初霜!のニュースは聞いたけど…。
・10月15日/初霜・初氷の便り続々、北海道は駆け足で季節進む
・高野山で初霜←例年より1週間早いとか。

東京は、今年、夏日&真夏日が10月過ぎてもやってきて、実は我が家はまだ夏物をしまっておりません。
やばっ!

いつもの『暦便覧』はなんと?

「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」
といっております。

夏の湿気「露」になって、「ああ、涼しげだわぁ」と喜んでいたは、つい最近。
「露」も陰気(=冷気)で「結」ばれる(=固まる)…と「霜」となる。
「霜」は、もちろん空気より重いため、地上に降りつみ、寒い早朝などはあたりを白く染めつくします

ああ、これは寒いねぇ、冬の光景。

東京の「霜降」のころ、降ってくるのは黄色い花。

この花「背高泡立ち草」は、暦が「寒露」だの「霜降」だの冬めいてくる頃、いきなり目に付きはじめ。
油断していた(←持ち主が…)空き地は、あっという間にこのありさま(←私は毎年こうなるのを期待している)。

背高泡立ち草

しかし、これでも今年は咲いたばかりで勢いが弱いほうかも。

そのうち、空からどさっと降り積んだかのように、一面黄色い花で染めます。

福島のセイタカアワダチソウ

いや、これはほかの油断していた空き地の昨年の光景ですが…。

そして、背高泡立ち草があたりを黄色く染め始めたってことは、忘れたころに夏日がやってこようと、秋は冬にバトンを渡しつつある頃ともいえますね。

◆今日は、2016年10月23日/旧暦9月23日/長月戊寅の日/月齢22.1日/下弦の月
◆日の出5時54分 日の入16時56分/月の出23時37分 月の入12時43分