七十二候が、「霜始降(しもはじめてふる)」といえば、新米の季節です。/10/24=旧9/24・己卯

季節の暦・七十二候は「霜始降」の時期に入っています(10月23日~27日)。

「霜」=「しも」が、「始降」=はじめてふる
意味は、そのまま、「霜が降る頃」

これって、昨日10月23日の二十四節気「霜降」と同じじゃんっ!

「始」の字を加えて、強調?
私としては、「霜マジで降るぜ、本気で降ってくるから気をつけろよ!」
と脅されてるような気にもなり…。
なるほど、七十二候が農業暦として大活用されていた時代は、田畑にとって「霜」って要注意アイテムだったんでしょうね。

しかし、今年の東京は、つい最近まで夏日が続き、まだ気分的には初秋…です。

この時期、勝手七十二候「新米始」のほうは、ほぼぴったり!

そうそう、数年前に七十二候が「霜始降」といえば、ココロの中では新米が出回り始める頃だねぇ。
とやや楽しみに。

だから、ココロの中では勝手七十二候「新米始」とつぶやきホクホクとする。
そして実際新米届きましたっ!

新米

いつも注文している産地からの直送米。
今年は、ばっちり間に合いましたっ!

なので、ささやかながら南の方角に向かってお供えし、カミサマにちょっとお礼…のつもりです。

カミサマといえば、今頃の神社にも新米が奉納

さる10月17日は神社にとっては重要な行事「神嘗祭」だった
だから、この時期、お参りした神社の多くには、稲穂が飾られていたりします。

カミサマへの稲穂

これはご近所の湯島天神に奉納されていた稲穂です。

神社にお参りされたら、拝殿まわりをぐるり観察してみてください。
こんな風な光景に出会えるはずかと思います。

ちなみに…。

神嘗祭とは、五穀豊穣をカミサマに感謝するお祭りのコト。

神嘗祭は、宮中(=皇居の中)と神宮(=伊勢神宮)における祭祀の中で、もっとも重要な行事のひとつ。

内容的には、田んぼにて稲穂を刈る際、初穂を天照大御神に奉納する行事。
それに倣って、全国の神社でも、稲穂をカミサマに奉納する行事が行われているみたい。

ヒトも、ニッポンの新しいコメをいただこう!

さてさて、わたくしはお供えした新米を、カミサマから下された米として今日はひときわ丁寧に研ぎ⇒炊き、

ご飯を炊いた

炊けましたっ!
勝手七十二候「新米始」のコメを、これからしみじみといただきますっ!
(米以外はそのまま室礼として楽しむ予定)

◆今日は、2016年10月24日/旧暦9月24日/長月己卯の日/月齢23.1日
◆日の出5時55分 日の入16時55分/月の出–:– 月の入13時26分