七十二候は「葭始生」に。いよいよ水辺の春だと暦は言って、確かに蓮も葭も芽生えを確認(*’▽’)。/旧暦3/18・己丑

七十二候は、「葭始生(あしはじめてしょうず)」の時期です。(4月20日~24日)。

「葭(あし)」は、「葦」などとも書いて、流れが緩やかな河口域や干潟などに生えるイネ科の植物。
…というより、「葦簀(よしず)」や「簾(すだれ)」の材料といったほうがまだ身近かな。

どちらにしても、川はあっても護岸工事しまくってる東京に住んで、葦(あし)なんて見ないよねぇ。

なんて思ってたら…。

上野公園の葦

東京にも小さいながらも葦原ありました in 上野不忍池。
じーっと根元に目を凝らせば、かすかに緑色の若芽が出てますね。

そして、雀も楽し気にあそんでます。

雀

この葦のあたりをじーっと観察してると、時々野鳥に出逢えるんですが、今日は、彼らだけみたい。

それでも、ともかく、古い暦が「葦の芽が出る頃」と言ったとおりになっております。

暦がこう言い始めたら、葦とともに不忍池の蓮の芽観察。

ほーっ、上ばかり向いて桜観察にいそしんでるうち、ポツリポツリと蓮の芽も出てきてます。

蓮の芽

と言っても、昨年よりは遅いかな?
今年の春はしばし寒かったもんねぇ。

鴨たちの大きさと比べると、その芽生えの若さ小ささが際立つ感じ。

鴨と蓮

っていうか、あなたたち、まだ残ってたの?
寒かったせいなのか?
鴨たちもまだのんびり過ごしていてびっくりです。

が、これからここは、この小さな蓮の芽がぐんぐん育ち、池面がぎっしり蓮の緑で覆われ、もちろん、枯れた葦原も緑に染まる。
それも、あああっ(◎_◎;)…と言う間なんだろうねぇ。

◆今日は、2019年4月22日/旧暦3月18日/弥生己丑の日/月齢16.8日
◆日の出5時00分 日の入18時20分/月の出21時20分 月の入6時57分