江戸人によれば…。
楓の色づきは、「立冬」から約8日、遅くとも15~6日
で、今日は「立冬」から数えて20日目。
今年は長い晩夏
⇒短すぎる秋
⇒いきなりの冬…という、植物にとってはなかなかついてけない気候だったみたいで、木の葉の色づきも進捗遅し。
しかし、もうそろそろどうなのかな?
楓と紅葉の色づきチェックへ庭園巡りへ。
まずは、向島百花園へ楓・紅葉観察。
いろいろいろいろ色ずいてます。
一番目立ってたのが黄葉した楓。
ひらり落ちた葉っぱがぼてっとカワイイ。
紅葉もちゃんと赤くなり…。
ああ、こっちのイロハモミジはまだこれからです。
…って感じが、立冬から数えて14日目の様子。
8日目というのは無理だったけど、それでも江戸人の紅葉予報もあんがい当たってますね。
晴れた日の夕暮れ前がおススメの小石川後楽園。
こちらも、立冬から15~6日目には色づきが目立って美しくなっている…らしい。
ツイッターなどで得ている情報ですが、私は晴れの日を虎視眈々と待つ。
というのも昨年。
沈む太陽を赤く染まった楓ごしに見てしまったもんで。
もうこれはあちらに極楽浄土がホントにある?
と思うほど美しい。
(ああ、私の写真じゃ表現まるで無理っ!)
呆然と眺めて時間を忘れるほど美しく。
昨年は、閉園ぎりぎりまで眺めていたものでした。
今年もぜひあの美しさをもう一度!
ってことで、夕暮れ時まで晴天の日がもつ1日来てくださいっ!
そして、六義園は、12月7日までライトアップ&21時まで開園とかで、少し暖かな日の夜の紅葉観察もいいかもなぁ。
(↑しかし、毎年入り口に長蛇の列が…。)
ちなみに江戸人といったら風情満点。
江戸時代には、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」(=「四立」)は、花の開花の重要な目安。
楓の色づき同様、ぜんぶ、「四立」の日からカウントして楽しみにしていたみたい。
ちなみに、桜の見ごろは、「立春」から数え。
「立夏」から数えるのは、藤の見ごろ、「立秋」から数えるのは萩の見ごろ。
ああ、なんか風情あるなぁ。
ってことで、毎年平成の世に住む私もひそかに真似してみてる次第。
さあさ、楓が色づくとすれば、銀杏も並木も黄色一色。
東京の紅葉シーズン佳境です。
◆今日は、2016年11月26日/旧暦10月27日/神無月壬子の日/月齢26.4日
◆日の出6時27分 日の入16時29分/月の出3時10分 月の入14時48分