密かに春のシンボルみたいに思っている花。
たんぽぽの花。
それが、実はこんな春と初夏のあわいの頃に存在感を増す。
染井吉野の開花を真ん中に据えると…。
・つくしが目に付き→
・染井吉野の開花→
・散り桜→
タンポポの黄色。
そんな順番のような気が…。
街のあちこちでは、たんぽぽだらけっ!
つい10日も前なら、やっとこんな感じに、地面にへばりつくように咲く種類やっと見つけるのみだった。
ちなみに、このへばりつき系も日本の在来種とか?(←今年仕入れた知識ですが、ホント?)
それが、わーいっ!背高なタンポポも咲いたねぇ。
こっちなんか、綿ぼうしまでできていますっ!
早っ!
たんぽぽを見つけたら、できるだけ寄ってみる
…のがおススメ。
というのも…。
花びらの中にカールした部分…あるの知ってました?
えっ?見えない。
拡大拡大。
ほらねっ。
これがカワイイ…と思う。
ちなみに、これはたんぽぽの雌しべ。
下のほうに雄しべがついて、そこに花粉が格納され、周りを花びらで囲っているという構造。
つまり、タンポポって、このカールの数だけ花があり、それの集合体がこの黄色いかたまりってわけですね。
やがて、くりんとカールした部分(柱頭)で花粉を受け→種を実らせ→綿ぼうしに乗せて飛ぶ。
…という営みがまっています。
ああ、面白いです、花の営み。
そうだっ!
このタイミングで、皇居の庭にもいってみなきゃっ!
つくしが出てきたあの場所に、いまなら、スギナとタンポポが群生…のはず。
そして、白い日本タンポポにもであえるかも。
ちなみに、花の真下の花びらをギュッと束ねているように見える部分(「総苞片(そうほうへん)」という)が、まっすぐ、めくれてないのが日本の在来種。
(詳しくは過去記事を。)
ちなみに、昨日、桜の花見に行った小石川植物園のたんぽぽは、ほぼ日本在来種でした。
ほらね。
◆今日は、2017年4月14日/旧暦3月18日/弥生辛未の日/月齢17.0日
◆日の出5時10分 日の入18時13分/月の出20時55分 月の入7時00分