今日は、「百人一首」の日です。
文暦2年5月27日、この日「小倉百人一首」が完成した。
…ということを由来とした由緒正しい記念日みたい。(←つまりよくある語呂合わせではない。)
ただし、完成日に関してはいまだ諸説あるらしく、やや曖昧。
この日は、百人一首の選者・藤原定家の日記『明月記』に、「古来ノ人ノ歌、各一首」を書き送った。
…とあるのをえにしとしているのだそうです。
となると、その選ぶもとになった「古来ノ人ノ歌」って、どのくらいあったんだろう?
…というのが気になるところ。
なにせ、小倉百人一首といえば。
・いちばん古い和歌⇒大化の改新の中心人物・天智天皇のもの。
・いちばん新しい和歌⇒鎌倉時代の順徳天皇によるもの。
で、その年月差は約600年!
選ぶの大変すぎるっっ!
…無教養の凡人は、そんな部分に関心することしきりです(^^♪。
今年も、百人一首を英語で一首。
…って、せっかくの記念日なんだし、もっとたくさん味わってみるべきなんでしょうが…。
加えて、いまや年に一度しか書棚から取り出さないこの一冊。
『A Hundred Verses From Old Japan – 百人一首(英文版)』
この一冊を今年も紐解いて、貴重な一首=三十一文字(みそひともじ)に託された深い意味を鑑賞してみる次第。
これは、日本の古典を、英語で逆輸入(?)したほうが、解りやすいっ!
と気づいた数年前からの習慣。
ほんとだよ!
って言うなら、もっと読めよ!(←情けないひとり突っ込み)
さあさ、手に取った英語版百人一首。
好きなページを開きまして…。
さあて、今年はどの和歌だっ!
これかっ!
…ってすみませ~ん。
もうくじ引き感覚。
おっ!大好きな清少納言だっ!
夜をこめて鳥の空音ははかるとも
よに逢坂の関はゆるさじ
古典が苦手だった高校生時代、唯一すきだった清少納言の作です、この和歌はなじみある。
夜が明けてないのにニワトリの鳴き声だしてだまそうったって、あなたには逢わないわよっ!
…という単純な意味に見えて、清少納言らしい、教養あふれる仕掛けが込められた一首…なんだよねぇ~♡。
さてさて、エイゴではどんな風に訳されているかな?
◆今日は、2017年5月27日/旧暦5月2日/皐月甲寅の日/月齢1.3日
◆日の出4時29分 日の入18時48分/月の出5時51分 月の入20時15分
↓今年こそは、通読しときたいっ!