昔、大川の花火、今、隅田川花火大会…2017年は本日開催です。
といっても、花火大会会場に出向くでもなく。
私は、窓を開けて、のんびり花火のあがる音を聴く。
4年前の夏までは、我が屋の前に高い建物は何もなく。
こんな感じに見えた花火。
そうそう！スカイツリーも見えてたんだっけなぁ～！
これが風情満点で、小さなベランダに椅子を持ち出し、麦茶とか梅ジュース（下戸なんで。）を傾け鑑賞。
見えなくなった、2015年以降は、静かに音に耳傾けます。
隅田川の花火大会は、弔いの意味持つ行事。
時は、享保18年（1733）5月28日、徳川吉宗の治世。
悪病退散を祈願する水神祭と川でなくなった人への施餓鬼供養をまとめて行ったのが、隅田川花火の始まりでした。
特に、打ち上げ花火で慰霊されたのは、当時の全国的な大飢饉や江戸市中ではやった「ころり（＝コレラ）」による死者たち。
この花火大会は、単なるレクレーションではないから、2011年東日本大震災による「自粛」の波にも飲まれなかった。
月遅れにはなったけれど、ちゃんと開催されたのもそんな理由だろうね。
だから、私も今日は、鎮魂の意味で、静かに音を聞き過ごす次第。
もちろん、ココロの中では、何年も楽しんだキャンディサイズの花火を咲かせつつ。
◆今日は、2017年7月29日／旧暦6月7日／水無月丁巳の日／月齢5.7日
◆日の出4時46分 日の入18時48分／月の出10時38分 月の入22時32分