秋の収穫を感謝する「収穫祭」。
神社の重要行事「新嘗祭」は、ざっくり言うとそうゆうお祭り。
で、それが一般に「勤労感謝の日」となっているのはなぜかしら?
つまり、その収穫までの間には、大地を耕し、種を撒き、苗を育て、肥料や水をやり…と、さまざまなヒトの働きがあって、だから、今日は、そうして働けることにも感謝しようってことかな?
供えて感謝する先は…。
カミサマと名ずけられた森羅万象と、個人的には思っていて、太陽や空、水や空気、そして大地。
だからかどうか。
お供えされる収穫物は、こぎ出でる舟のカタチ。
こうして、緑深い明治神宮の森に置かれ、舟は大自然のただなかにこぎ出してゆくイメージを纏う。
収穫物の舟は、今年も、明治神宮の境内に並ぶ…はずで。
数年前にこの様子を知った時は、ただただびっくり。
野菜と果物、穀物などで形作られた舟は、静かに美しいのです。
さらには、全国各地から奉納された、野菜に…。
米に、その他名産品の数々の夥しさ。
ゆっくりぐるりと眺め、実は、拝殿にお参りするのを忘れた…ああ、申し訳なく。
っていうか…。
この収穫物は、その後どうやって始末されるものだろう?
…と考え始め。
もしや、出雲に集まっていた方々がお帰りになる11月に、ちょっとここに立ち寄って、八百万のカミサマ方の宴会?
巨大な鍋でぐつぐつと煮て鍋パーティーとか?
…と妄想しきり。
これって罰当たり?
慌てて、お詫びも兼ねてお参りした次第です。
その後…。
このまま舟は地域の神社に運ばれて、野菜を入れ替えながら、元旦過ぎまでそこに飾られている…との友人情報。
ホント?
そうそう、この舟のつくり主は、東京地区のJAみたいだし、そうゆうこともあるかもしれず。
取り換えた野菜は、食べるんだよね?
こうなればカミサマのおさがりだもの、無駄にはされず、あたりまえだよなぁ…とほっとした。
カミサマたちの鍋パーティはないけどねぇ。
本日、東京にいて、お時間があるのならぜひ一度、この収穫物の舟をご覧あれっ!
と力説したく。
◆今日は、2017年11月23日/旧暦10月6日/神無月甲寅の日/月齢4.6日
◆日の出6時24分 日の入16時30分/月の出10時00分 月の入20時20分