何を隠そう、明日は「二の午」お稲荷さんの「初午祭」。ってことで今日は前夜祭のごとく。夕刻、千束稲荷神社の地口行灯を眺めにGO!!/旧暦1/3・辛巳

二月の午の日は、お稲荷さんにとっては重要。

ってことで、最初の午の日「初午祭」は、王子の装束稲荷神社王子稲荷神社とお参り。

そして明日の二の午に先駆けて、今日の夕刻は千束稲荷神社へお参りへ。
…なのである。

だってね。
いつもは静謐な境内が、その前日からこの華やかさ。

千束稲荷神社 初午祭

鳥居中央には、「またぎ」と呼ばれる行灯が配されて、そこには、狐の面をかぶった謎めいた女と男。
これは、歌舞伎の有名ないち場面らしいのですが…。
ええっと、今年も調べておりません。

そして、千束稲荷大明神の赤い幟旗が、幾重にも風にはためく。

稲荷大明神の幟旗

それが、遠目でも派手派手しく。
毎年、近くまで行って、解っていながらちょっと驚く。

さて、その幟旗の下に、逐一配されているものが…。

それこそが、二月の午の日、お稲荷さんのご縁日に欠かせない「地口行灯」

「地口」は、江戸人たちが洒落でもじったコトバ…つまり駄洒落。

たとえば…。

地口行灯

「しそのうまさも七十五日」とありまして、しそを眺めてにやけた男が描かれていますね。
これがそのまま行灯になっていて、夕暮れ時には灯りがともる。

で、参拝者は、「ひとのうわさも七十五日」じゃあないの?
と、つっこみいれつつ鑑賞するのが楽しい…と思う😊。

うーんと、まあ、今でいうおやじギャグ??
だから、つっこんでなんぼと思うのですが、モノによっては、江戸時代に流行った落語や芝居のセリフなどが元ネタで。
知らないとちんぷんかんぷんだったり…(‘◇’)ゞ。

とにかく、江戸時代の初午祭に、この地口行灯は欠かせぬものであったらしい。
詳しくは、こちらをご覧いただくとして⇒初午祭の地口行灯 

つまり、ここに描かれている「地口」は、江戸人たちの生の声?
…などと思えば、やっぱ、お稲荷さんをお参りしつつ、今年も眺め、(わかるのは)突っ込み入れつつ写真を撮って、あとで調べて理解して、少し江戸人たちに近づいてみたい。

で、いつかはこのブログに、一挙公開と思っております。(←3年越しの夢)
でも写真はあるので、牛歩で進捗(;^_^A)…は以下です。

◆これまで撮影した「地口行灯」
・吉原神社の地口行灯2011
・千束稲荷の地口行灯2011 その1
・千束稲荷の地口行灯2011 その2

・千束稲荷の地口行灯2011 その3 
・千束稲荷の地口行灯2014
・千束稲荷の地口行灯2015
・千束稲荷の地口行灯2017

◆今日は、2018年2月18日/旧暦1月3日/睦月辛巳の日/月齢2.2日
◆日の出6時25分 日の入17時25分/月の出7時47分 月の入19時38分