ゴールデンウィークは、早起きして初夏の風吹く雑木林へ。
東京のどまん中とは思えないこの光景。
この皇居東御苑の雑木林は、今日が誕生日だった昭和天皇の発意で、作られたものなんだって。
ってことで、ゴールデンウィークは、開苑と同時ぐらいにやってきて、柔らかに差し込むヒカリと穏やかな風を楽しみつつ過ごす。
…をここ数年の習慣にしてたんですが、今年は、所要ありでできず。
数日前の晴れた日にやってきて、気分だけ大型連休をスタートさせた次第です。
皇居の雑木林も、植物たちの季節は早回し(*_*)。
ホント今年は、何もかもが早く咲いて早く散る。
いつもは、小道の入口あたりで華やかに迎えてくれる「やまつつじ」も…。
これひとかたまりのみで、あとは花の頃は終わっていた。
もうすこし慎ましやかな「二人静(ふたりしずか)」も、ややおしゃべりな感じ。
「金蘭(きんらん)」と…。
「銀蘭(ぎんらん)」は…。
間に合ったぁという感じ。
例年ならば、いまごろから咲きだす花なのですが、もう盛りをややすぎ、連休すぎまでは咲いてないかもなぁ…。
でも、今日ならきっと間に合うと思います。
雑木林には、時々ただならない賢者がいて、レアものを教えていただく
賢者に会うのは平日限定。
その姿は、ごく普通の年配のおじさまながら、植物の知識が半端なく、今回は、こんな珍しい花をこっそり教えてもらった。
「寒葵(かんあおい)」という花。
ハート型の葉っぱに隠れて根本に張り付いた柿の蔕?
といった風情なのが、花。
実は、ここに葵の葉っぱがあるなぁと何度か遭遇した記憶はあるんですが、よもやその下に花が咲いているとは!
そして、さらにうろつくこと数十分。
別の賢者が現れて、これを見なさい「海老根 (えびね)」ですよ…と。
そうなんですよね、さりげなくいる植物好きの方たちが、時々とっておきを教えてくれたりするんです。ここ。
うーん、もしかして休日に来るよりメリットあり?
実際、来苑者もまばらだものねぇ。
といっても、皇居の庭は、途方もなく広く、たくさんの方々が訪れても、混雑とは無縁。
大型連休に東京にいるなら、一日はこの庭へがおすすめです。
いまなら普段見慣れない、山野の花々も多いしねぇ。
ってことで、さあさ、始まりますよ初夏のすこしだけ長い休暇の日々。
◆今日は、2018年4月29日/旧暦3月14日/弥生辛卯の日/月齢13.0日
◆日の出4時52分 日の入18時26分/月の出17時36分 月の入4時33分