夏の日々は、見上げれば、紅い夾竹桃。そして広島原爆忌。
真夏の日々に、夾竹桃が咲いたなぁ…と見上げて。
ああ、もう少しで広島の日だなぁと思う。
夾竹桃は、広島市の花。
この花は、真夏のいちばん暑さ厳しい日々に、赤。
白。
ピンク。
…と美しい花咲かせ、生き生きと過ごす。
が、その内実は、花も実も、葉も枝も、根っこまでどこをとっても毒性を持つ種。
剪定すれば、樹液の毒対策が必須。
生えてるあたりの土壌にも毒性をまき散らす。
…という、ちょっと始末に負えない樹木でもある。
その毒性のおかげだからか、どうなのか?
大気汚染にも土壌汚染もどこふく風で、悠々と育ち、花咲かせる種でもある。
1945年の今日、原爆投下により、焦土と化した広島では、草も樹も長く育つことはないだろうと思われた。
その中で、悠然と花を咲かせたのである。
以降、夾竹桃は、広島の人々に希望を与え、離れた街に住む人にさえ広島原爆忌を思い出させる。
今日もちゃんと早起きして、8時15分。
暑さの中、蜃気楼のように空気が揺れて見える中での平和式典の様子だとか。
鉄骨がむき出しになぅた原爆ドームの存在感とか。
そして、そのいわれとなった1945年の今日の8時15分以後のこと。
そして、黙祷。
そうして1日をスタートしようと思う。
広島の街にも、あちらこちらにこの花、夾竹桃が植栽されて、今日も美しく花咲かせているそうです。
◆今日は、2018年8月6日/旧暦6月25日/水無月庚午の日/月齢24.0日
◆日の出4時52分 日の入18時41分/月の出–:– 月の入13時30分