七十二候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」に。蝉の声シャワーの中で、今日は「終戦の日」です。/旧暦7/5・己卯

七十二候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」の時期です(8月13日~17日)。

暦は「寒蝉」=ひぐらしが鳴くと言っていますが、ストレートに「蜩(ひぐらし)」のことでもないみたい。
とにかく蝉の鳴き声の最盛期です。
…ぐらいにとらえる。

がしかし、ええっ?
蝉の声なんて今年聴いたっけ(◎_◎;)。
…と、暦の確認しつつ、個人的には、すこし固まったりして…。

しかし、あらためて、外に出てみれば、蝉の声のシャワー。
そして、鳴き声がことさらに大きく聴こえる樹木に狙いをさだめじーっと樹の幹を凝視し続けていると、見つかりますね。

蝉

せっせと鳴き続けるです。

今年は、6月下旬から暑すぎて、外をぶらつくことが少なかったせいか、蝉の声あまり耳に入っていなかったかも?
ともかく、夏の各種行事の陰で、暦はひっそり次の季節に。

抜けた青空、蝉の声…そして玉音放送。

私の中の「終戦の日」のイメージです。
ドラマで作られたステロタイプのイメージですね。

しかし、近頃は、ちょっと不穏な世相のせいか、それともお年頃なのか、真実を知りたいモード全開。
書物からそれを得られないかと、先の戦争に関する本を紐解くことも多くなりました。

蝉の声を聴きながら、今もこの本。

それでも私たちは...

それでも、日本人は「戦争」を選んだを読書中です。

戦争のリアルを知りたいと思うとともに、なぜ、貧しさと殺戮の日々になると予想できつつ、この道を選んでしまったのか…つまり戦争を避けられなかった理由をもっと知りたい。
本書は、鋭い質疑応答と豊富な資料でもってそのこと中高生たちが考えた記録。
緊張感をもって、考える学生たちの中に、私も活字を通じて参加する…みたいな読み方も興味深い。

「広島の日」、「長崎の日」、そして今日「終戦の日」と続く8月は、「戦争」をリアルに知りたいという思いがもっとずっと強くなる日々でもあります。

◆今日は、2018年8月15日/旧暦7月5日/文月己卯の日/月齢3.7日
◆日の出4時59分 日の入18時31分/月の出8時58分 月の入21時12分