11月もそろそろ終わり。
冬支度の「酉の市」のお参りも無事すませ…。
そういや、私の大好きな酉の市の「熊手守」。(←露店の熊手ではなく、神社から授与されるお守りですよ😊。)
いったいどのぐらいの意匠に出逢ったんだろか?とふと気になった。
ってことで、師走直前!
ここに、その全貌をまとめてみようと思った次第。
初めての酉の市にして、初「熊手守」は、浅草にて。
おのぼりさんが初めて連れてゆかれるといったら、やっぱりココかな。
…と思う、浅草の鷲神社。
私にとっても人生初酉の市。
「ここは酉の市の発祥だ」(←実は、発祥の地は花畑大鷲神社が有力説)とか、「日付が変わる深夜にお参りするのがツウだ」(←いったことはありませんが、一斉に明るくなるそうです)とか。
蘊蓄聞かされながら連れて行ってもらったのは何年前だろ?
しかし、華やかな露店の熊手よりも、気に入ったのはこっち。
社務所でお守りとして授与している「熊手守」です。
その後、何年かたって、酉の市のある神社ごとに、その意匠も多数と知って、酉の市のハシゴ参りという…もしや罰当たり?
そもそも敷地がつながっている通称酉の寺「長國寺」の「熊手守」からして全然違ったたたずまいだし、種類も豊富。
しかも、火事が多いとされる「三の酉」にはこんなスペシャルバージョンまで。
「火防せ守り」です。
東・東京でもうひとつ。人形町・松島神社の酉の市では…。
ここの「熊手守」はかんざしサイズ。
可愛いです。
浮世絵やポスターやにちらほら登場する熊手型かんざしが、どこぞで売られてたらいいなぁと思ってやまない私。
その雰囲気をいい感じに纏ってますね。
ちなみに、今年の浅草の酉の市のポスターにもばっちり熊手型のかんざし。
ほらほら手元をご覧くださいっ!
こんな感じのが、神社のお守りだってステキだけど、いろいろ揃えた露店があったらもっといいなぁ~と思うんですよ。
「熊手守」もとめて東京の西へ。
酉の市の発祥は東京の東であることには間違いなしですが、「熊手守」の意匠は、西方面のほうが洒落てます。
ってことでここからは一挙公開。
まずは、我が家からいちばん遠い府中・大國魂神社と、目黒の大鳥神社の「熊手守」。
シンプルなかんざしサイズと升の中に恵比寿さん&大黒さんが収まった豪華バージョンが大國魂神社。
そして稲穂のあしらいが粋なのが目黒・大鳥神社のものです。
西新宿までもどって、十二社・熊野神社の「熊手守」は、おかめさんのあしらい。
もうひとつシンプルなのがありますが、それは、花園神社のものと似てるので、こちらを授与いただいた次第です。
そして、その花園神社の「熊手守」。
シュッとした意匠がいい感じですし、文字のあしらいだけで美しい袋。
袋があるのももしかしてここだけかも?
さらに我が家の近くまで来て、巣鴨の大鳥神社の「熊手守」。
そして、こちらもおかめさんの「熊手守」は、王子神社のものですが、ここのみは酉の日ではなく、毎年12月6日に開催される「熊手市」のもの。
いちおう、東京最後の「酉の市」と謳ってますのでそのお仲間に。
…ってことで、いち、にー、さん…。
ふーむ、我が家にお越しいただいたのは11種でした。(眺めてみたのがあと3種。)
なんだか、もっとありそうな気がしますが、来年もまた、あちらこちらと酉の市のハシゴをさせていただくんだろなぁ。
罰当たりでしょうか?
お許しを。
◆今日は、2018年11月29日/旧暦10月22日/神無月乙丑の日/月齢21.8日
◆日の出6時30分 日の入16時28分/月の出22時48分 月の入11時45分