今日は、二十四節気の「清明」です。
古い暦の解説書『暦便覧』によれば、「万物発して清浄(しゃうじゃう)明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」なので「清明」なのだと。
特に「清浄明潔」というコトバ。
「清」く「浄」化されて、「明」るく、「潔」くと、思いっきり季節を褒めたたえている感じです。
そして、私が好きなのはそのあとの「此芽は何の草としれるなり」のところ。
そうなんですよねぇ。
野草・雑草観察もますます楽しくなるころです。
「清明」の頃は、青系の花が増える気がする。
例えば、3月初旬にポツリポツリと咲はじめだった、花だいこんこと「紫菜花」。
いよいよ、我が季節とばかりに群生してます。
明るいグリーンと紫のコントラストが美しいです。
そうか!
燃え始めの緑は、まだ若々しいライトグリーンだから…。
青系の色が生えるのかな?
と眺めたこちらは、「紫華鬘(ムラサキケマン)」…かな?
今年は桜の頃が長くて上ばかり眺めがちだけど、ちょっとだけ樹々の根元に視線を移して!
ここにも、この時期しか楽しめない草々花々が満載です。
◆今日は、2019年4月5日/旧暦3月1日/弥生壬申の日/月齢29.5日/新月
◆日の出5時23分 日の入18時05分/月の出5時34分 月の入17時54分