暦ではあまり語られない冬の黄色。
1月初旬、古い暦は、寒さ厳しい「寒の内」に入るなり「芹」を持ち出して、さらに寒さの底打つはずの「大寒」あたりに「蕗の薹」。
枯野や雪原に「萌黄色」のほうが好みなのかしら?
個人的には、冬を彩るのは「黄色」と思うんだけどなぁ…。
たとえば、今年は、いつもよりひと月遅れぐらいで咲き出した「水仙」の黄色。
そして…あの花は咲かないんだろか?
角を曲がって、あれれ?これはあの花の香りに違いなく!!
と見上げれば、いましたっ!
いちばん寒い時期を彩る黄色。
「蝋梅(ろうばい)」の花が咲いています。
この花は、毎冬、寒さ極まりまくったあたりで咲き始め、梅に先駆け春の兆しの役割を担う。
この黄色が咲けば、「梅」に「寒桜」の季節はすぐで、薄紙をはぐようにではあるけれど確実に春に向かっている印と思う。
今年の極まったかに思えた暖冬も、節分まじかにやっと寒さ厳しくなって、案の定この花が咲いたもんねぇ~(*’▽’)。
一本見つけると、ほらっ!
また品種違いにも遭遇。
「蝋梅」センサーが起動しているのかと思うほどです。
しかし、「水仙」といい、「蝋梅」といい、この香しさ。
ホントなら一枝あるいは一輪家に飾らせてもらいたいぐらいですが、あいにくどちらも近所の花屋さんにはありません。(←チューリップ、アネモネ、スイトピーだらけでした(-_-;))
◆今日は、2020年1月27日/旧暦1月3日/睦月己巳の日/月齢2.2日
◆日の出6時45分 日の入17時02分/月の出8時19分 月の入19時10分