七十二候は「綿柎開」に。古い暦とリアルの自然現象のずれは想定の範囲。がっ!このずれだけは不可解。今って綿の「花」の頃なんだがねぇ。/旧暦7/7・庚子

七十二候は「綿柎開(わたのはなしべひらく)」の時期です。(8月23日~27日)

この暦の時期になると、ちょっと迷うのが、開くのが「綿の花」なのか?
それとも「綿花=コットンボール」のことなのか?

古い暦をテーマにした本やWEBサイトも多数ある今日この頃ですが、その多くは、ふわふわ綿花のほうと解説。
しかし、今頃はちょうど綿の花が咲く頃なんだよねぇ。

綿の花

綿は、8月下旬から9月にかけて、こんな風にけっこう美しい花咲かせ
⇒花の頃が終わって
⇒実をつけ
⇒約ひと月で実を包んでいた「萼」が開いてふわふわ綿花登場!…となるのはもう10月頃なんじゃないかなぁ。

しかし、暦のコトバにある「柎(はなしべ)」こそは、花の「萼(がく)」のこと
時期はそうとうずれてますが、暦の意味するところは「ふわふわ綿花が登場する頃」となるんだろなぁ…不可解だわ。

…ってことで、今日は不可解なままこれにて失礼!

◆今日は、2020年8月25日/旧暦7月7日/文月庚子の日/月齢6.0日
◆日の出5時08分 日の入18時18分/月の出11時46分 月の入22時23分