七十二候は「玄鳥去」に。日照時間が短くなると、いよいよつばめの旅立の頃。今年生まれた雛も、南へ行ってしまうんだねぇ。/旧暦8/2・甲子

七十二候は「玄鳥去(つばめさる)」の時期です。(9月17日~21日)

古い暦は「つばめが南へ渡って行く頃だ」と言い出しました。

日の出は遅くなり、朝が来るのはゆっくりに。
日の入も早まって、夕暮れ時が早い早い。

そんな風に、日々の日照時間が短くなったのを合図に、つばめたちは渡りを開始するそうです。

しかし、つばめの雛が旅立ったのはずいぶん早く。

つばめの巣

8月中旬には、つばめの巣は空き家だった。
雛が巣立ちから、渡りの日がやってくるまで、つばめたちはどこで過ごしているんだろうなぁ。

ラッキーなことに今年は、二番子に出会いました。

つばめの孵化は2回ほど、最初の雛=一番子の誕生の頃は、ちょうど非常事態宣言中の外出自粛で会いに行けず。(←まあ、今考えると別に行ってもよかったんだけどね)

その後、7月下旬にに、毎年つばめがやってくる場所を通る用事があって、何気なく見上げたら…。

いたよいたっ💦

生まれたて

よーくよく見たら、まだ眼が開いてないようで、もしかするとこの子たちは、生まれたて(◎_◎;)?

それでも、親鳥がやってくる気配を感じて、一生懸命顔を出し。

つばめの雛と親鳥

黄色い嘴を開いて、餌をねだっておりました。

そしてさらに数日後。

ひゃあ、眼もパッチリ開いてかわいらしいっ(*’▽’)。

つばめの子

そして、元気に餌をねだる黄色い嘴(*’▽’)(*’▽’)。

つばめの子

その後、10日程度で成鳥と同じサイズに成長し、あっという間に巣立っちゃったみたいなんですけどねぇ…。

ちなみに、つばめは巣立ちのあとは、長旅に備えて飛行練習を重ね、やがて、数千数万の群れとなって南へ旅立ってゆくのだそうです。
そして、それまでの間、葦原や林などをねぐらにしているらしい(←いま、調べました)。

今年いい感じの林の中に立つ民家が2軒ほど更地になったなぁ…。
つばめのねぐらが、どんどん減って、来年つばめはやってくるのか?

なんだか、少し不安も孕む秋。
ああ、いや、コロナ禍のせいなのかな。

◆今日は、2020年9月18日/旧暦8月2日/葉月甲子の日/月齢0.2日
◆日の出5時26分 日の入17時44分/月の出5時55分 月の入18時32分