七十二候は「芹乃栄」に。そして、「芹」繋がりってわけじゃないけど、今日は「春の七草粥」いただく「人日の節句」です(*’▽’)/旧暦11/24・乙卯

七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」の時期です。(1月5日~9日)

暦は、「芹」という植物の生育で季節を表現しようとしてますが、そこに「生」ではなく「栄」の文字を使う。
だから、「生」=芽生えるではなく、たくさん育ってるイメージでしょうか?

芹は、田んぼの畔道や小川の土手など、湿地に生える草。

芹

それが、この寒さの底たる「寒の内」に旬を迎えるもんだから、キリッと清浄な佇まい。
そして、新しい季節への希望も孕んでいるかのようです。

今日は、五節句の最初「人日の節句」。「春の七草」をいただきましょう。

七十二候「芹乃栄」に必ずやってくる「人日の節句」
その行事食「七草粥」にも「芹」

春の七草

「芹(せり) 薺(なずな) 御行(おぎょう)繁縷(はこべら)仏の座(ほとけのざ)菘(すずな)蘿蔔(すずしろ) これぞ七草」
と、まずは、七草を並べて愛でて、春近いことをちょっと楽しむ。

外は、いっそう強い寒気が来襲してるけどね。

「七草なずな、唐土(とうど)の鳥が日本の土地に渡らぬ先に、七草なずな」

今年もしっかり呪文を唱えつつ、七草を刻み。

七草粥

七草粥を。

朝ごはんにいただくにしても、ちょっと物足りないので、今年は、お餅を入れてみました。
清浄な春の草々ですっきり、そして粥とお餅でほっこり。

コロナ禍が邪魔くさいけど、どうぞ、そんなものに負けることなく、ココロもカラダも健やかに過ごせますよう。

◆今日は、2021年1月7日/旧暦11月24日/霜月乙卯の日/月齢23.5日
◆日の出6時51分 日の入16時44分/月の出0時06分 月の入11時58分