七十二候は「黄鴬見睨」に。ちかごろは、都心で鶯の声に遭遇するのはかなり稀。代わりに今年も「鶯餅」を。/旧暦12/28・戊子

七十二候は「黄鴬見睨(うぐいすなく)」の時期です。(2月8日~12日)

暦は「鶯の鳴く頃」と言い出しました。
ああ、春だなぁ…とは思うけど、ここ数年、東京の街中では、鶯の声は聴きません。

10年ぐらい前なら、庭木茂る民家のそばを通りすがり。
おおっ!これはっ!と偶然耳に入ってくることもあったんだけど、それも今は昔。

早春の頃は、鶯が鳴くにも、まだまだへたくそ。
途中、間違ったりして、微笑ましいんですよねぇ。

今は、そんな民家そのものが行動範囲から消えたってのもあるかなぁ。

鶯の鳴き声は無理でも、「鶯餅」があるからまあいいかぁ。

「鶯餅」とせっかくなので「草餅」も買ってきました。

鶯餅と草餅

こんなプラスチックケースにざっくり入ってるけど、大好きな深川・伊勢屋のモノです。
ここの「鶯餅」には、青きな粉がたっぷり。
草餅も皮がどっしり、餡子もぎっしり。

さあ、いただこうかなぁ。

いやいや、七十二候「黄鴬見睨」の「鶯餅」なんだし、ちょっと記念写真を。

鶯餅と鶯笛

いつものように「鶯の笛」も添えまして…。
ふふふっ、眼にも春らしく愛おしい。

東北に彼岸帰省すれば…。

母の裏庭には、小さな竹林があって、毎春、鶯がやってきて鳴く。

それが、ちょっと遅れて、ちょうど3月のお彼岸帰省頃。
彼岸の入りに帰って、彼岸明けまで長居すると、初々しくとちって鳴き始め、堂々ホーホケキョと鳴けるまで見届けられる。
…いや、聞き届けられる?

ああ、昨年に引き続き、今年も春彼岸帰省…無理だろなぁ。

だから、今年は、何回も「鶯餅」食べてがまんしようか(*’▽’)。(←いや、それとこれとはちがうでしょ!)

◆今日は、2021年2月9日/旧暦12月28日/師走戊子の日/月齢26.9日
◆日の出6時34分 日の入17時17分/月の出4時43分 月の入14時26分