2月17日は、梶井基次郎の誕生日。
好きな作家は、逝った日より生まれた日が大切。
今日も、一冊とりだし、読んでささやかに誕生祝い。(←好きな作家が多すぎるので、思春期に出会って、逝ってしまった作家限定)
ちなみに、31歳で早世した梶井基次郎作品は少なく。
今年も、『檸檬』一択。
それでも、2年前に丸善創業150周年を記念して、初版のカバーで復刻された『檸檬』だからまあいいかなぁ。(←もうなかなか見つからなくなりましたが、新潮文庫バージョンです)
さて、読みますか。
いやその前に…。
先に読んでいた本がもう少しで読み終わりそうなんで、そちらを急いで読んですっきりしてから。
と、別の梶井基次郎と関係ない本を開く。
昨日まで読んでたページの続きをめくったら、なあんと、「梶井基次郎」の文字。
目次に戻ったら、なあんと…。
後半の数ページに梶井基次郎さんに関する小文が並んでおりました。
ここ数日読んでいたこの本は、堀江敏幸氏の読書をテーマにしたエッセイ集『傍らにいた人』。
明治から昭和にかけての作家が多数登場してましたが、ほーっ、こんなところで遭遇するなんてなぁ。
ここ数年、作家の誕生日に意識してその著作を手にしているんですが、実は、こういう偶然って案外ある。
あるにはあるけど、やはり、これはかなりな偶然(*’▽’)。
ということで、今日の梶井基次郎の誕生祝読書は、この2冊。
梶井基次郎『檸檬』新潮文庫と、堀江敏幸『傍らにいた人』日本経済新聞社…といたします。
梶井基次郎様。
お誕生日おめでとうございます。
今年で、なんと生誕120年です。(←なんか記念の本、再出版されないですかねぇ。)
◆今日は、2021年2月17日/旧暦1月6日/睦月丙申の日/月齢5.3日
◆日の出6時26分 日の入17時25分/月の出9時24分 月の入22時34分