七十二候は「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)の時期です。(3月5日~9日)
二十四節気「啓蟄」と七十二候「蟄虫啓戸」の意味はほぼほぼ同じ。
「虫」=昆虫、蛙、蛇などなどの冬ごもり系の小動物たちが、春だ春だと顔出すほどに暖かな日々。
それを、しつこく強調してる?
ふーむ、確かに何回もいいたくなるほど、春の到来は嬉しいですけどね。
春到来の嬉しさは、花が咲き出す嬉しさ。
暦が、「啓蟄」&「蟄虫啓戸」と言い出せば、ご近所の街路に「木蓮」が咲く。
早春の日々にも、梅や水仙、沈丁花…と、民家の庭から顔出す花が彩りを添えてましたが、街路樹に花咲きだす日々は別格です。
特にこの「木蓮」。
清らかな白い花を天に向かって咲かせ、春到来を歓迎しているかのようにも見える。
私の中では、春爛漫の季節を迎えるための高貴な露払いにも思えたりするのです。
「木蓮」の街路並木は、まだ蕾だけの樹もあって…。
これがすべてが満開になり、咲き終わりが見えてきたころが、いよいよ染井吉野の開花の頃。
ああ、となると、春爛漫の桜の季節まではあとほんとにもう少しなんだなぁ。
◆今日は、2021年3月6日/旧暦1月23日/睦月癸丑の日/月齢22.3日/下弦の月
◆日の出6時05分 日の入17時41分/月の出0時27分 月の入10時31分