7月31日の今日は、民俗者・柳田國男の誕生日です。
好きな作家の誕生日には著作を一冊読んで誕生祝…は、思春期から好きな作家がMYルール。
実はこの作家の場合、そのルールからはちょっと外れる。(←読みはじめたのは20歳を過ぎてからなんで…。)
それでもこの作家だけは別格と思う。
なにせ、我が東北を舞台にした『遠野物語』の作者だからね。
ってことで、今日の誕生祝読書の一冊。
神戸新聞社の創立60周年記念として紙面連載された柳田國男の回顧談をまとめた『故郷七十年』。
この連載当時、柳田國男は82歳。
記事は、柳田が口述し、記者たちが筆記しまとめる形でスタートし200回にわたる長期連載となった。
ある時、本書をみつけて、書店で立ち読み
⇒柳田國男が好きならこれは必読と思った一冊でもあります。
目次を眺めるだけでも「溢れまくる柳田國男ワールドだっ!」
…と思わず叫びそうになったのは、その書店の棚の前(*’▽’)。
いやいや、文庫の初版は2016年、オリジナルは1959年刊。
そんなの、いまさら何言ってんの?ってことなんですが…( ̄∇ ̄;)ハッハッハッ。
それでも、目次に並ぶ言葉をご覧ください。
まずは、その生い立ちへの回想が並び…。
そして、徐々に、民俗学への興味へと。
個人的には、最終章「故郷七十年拾遺」を早く読みたい。
いやいや、焦るな。
今日から、ゆっくりじっくり読み進み。
大好きな、柳田國男への理解を深めてゆこう。
この民俗学の巨人にも、幼き頃も、悩める若き頃もあったのだよねと思えば、その日々に寄り添うように読み進むのも楽しみです。
◆今日は、2021年7月31日/旧暦6月22日/水無月庚辰の日/月齢21.1日/下弦の月
◆日の出4時48分 日の入18時46分/月の出22時59分 月の入11時40分