七十二候は「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」の時期です。 (10月18日~22日)
肌寒くなり「草叢で聴こえてた秋虫の声が、家の戸口の近くで聴こえるようになる頃」。
と暦。
東京の住まいは集合住宅。
もちろん、虫の声なんてさっぱりです。
が、久しぶりの東北帰省。
確かに、家の中にいて、秋虫の声を愉しみました。
暦通りっ!
しかし、鳴いていたのは「きりぎりす」ではなく「こおろぎ」。
いやいや、それも暦通り!!
実は、「蟋蟀」=「きりぎりす」と読ませますが、江戸時代には、こおろぎのことなんですねぇ。
と言っても、家の周りで鳴いていても、姿は見えずなのが残念です。
この時期、母の家に、姿を見せるのは、この虫。
蟷螂(かまきり)です。
なんとなく枯れ草みたいな色合いで登場!
もしや秋になると、草叢の様子に併せて、身体の色を変えるのかしら?と思っていたら…。
こっちはきれいなグリーン(*’▽’)。
もともと茶色と緑とがいるのかな?
ともかく、秋虫たちとの逢瀬も、この時期まででしょうか?
暦が、虫たちのことを次に言い出すのは二十四節気「啓蟄」とか七十二候「蟄虫啓戸」の3月はじめです。
ああ、その頃は、いつもどおりの春だといいなぁ。
◆今日は、2021年10月19日/旧暦9月14日/長月庚子の日/月齢12.7日
◆日の出5時51分 日の入17時01分/月の出16時36分 月の入4時08分