寒の内の丑の日は「寒中丑の日」。江戸市中では「寒中丑紅」の張り紙を目印に、江戸人たちは紅を買い、景品に撫で牛。なので、我が家の室礼はこんな風。/旧暦12/22・丁丑

江戸人にとって、寒の内の丑の日は重要。

その日、江戸市中の小間物屋の店頭には「今日丑紅」とか「寒中丑紅」とか。
麗々しく、張り紙が登場。
江戸人たちは、いそいそと、紅を求めたんだとか。

江戸人の暮らしを真似たい私は、毎年、「寒中丑の日」に併せて紅を買う

丑の日にルージュ

…はずなんですが、実はこれは昨年の「寒中丑の日」に新調したルージュ。
なあんと、昨年冬から1年、一度も使わなかったみたいです。

コロナ禍ゆえに、外出したら、基本マスクを外さない。
なんで、ほとんど必要なかったんだよねぇ…とほほ(-_-;)。

ということで、新品ルージュは記念撮影にちょっと登場願っただけで、すぐしまう。(←しかし、使用期限ってどのぐらいなんだろう?)

今年の寒中丑の日は、2回。

なので、一の丑の1月12日から、二の丑の本日24日まで、我が家の室礼もどきはこんな風。

寒中丑の日

丑紅から翌年の丑紅までで使い切り、寒中丑紅に併せてルージュを買うという好循環はならず…でしたが、いちどしまった撫で牛さん(←昨年の干支)にまた登場願いました。
ドライフラワーになっても鮮やかな紅花は、紅の材料…ということで、一緒に飾る。

そうして、寒さ厳しい日々の華やぎを演出していただいておりました。

ちなみに、「寒中丑紅」に紅を買うと、景品に天神様の「撫で牛」由来の牛の置物がついてきたとの話もあって、それに併せて、亀戸天神の「神牛文鎮」=天神様の撫で牛さんを飾らせていただいた次第。

ああ、今年中にコロナ禍はさっさと去っていただき、また寒中丑の日にルージュを買って使いきる好循環に戻りたいものです。

◆今日は、2022年1月24日/旧暦12月22日/師走丁丑の日/月齢21.4日
◆日の出6時47分 日の入17時00分/月の出23時11分 月の入10時19分