今日は、二十四節気の「穀雨」です。
「穀雨」の頃の雨は、この文字が示すように、芽生えた穀物を潤す「慈雨」。
温かく柔らかな雨が降る季節になりました。
雨が降り始めれば、樹々の若葉も柔らく濡れそぼる。
道端の若々しい草々も、水滴で飾られて美しい。
ああ、ここにも水晶みたいな水滴が。
この時期の雨は静かで優しく、いちばん好きかもしれません。
雨の中、少し歩こうかな。
街は、心なしか人出が少なめなのは、雨のせい?
そうとなれば、雨の中でも楽しく歩く。
傘越しに見上げれば…。
ああ、山吹の花ももう八重の季節なんだなぁ。
近づいてみれば、八重山吹にも、雨降り注ぐ。
穀雨の頃の雨は、樹々草々、そして花々までもひときわ美しく仕立てるようです。
雨の日をこれだけ楽しめるのも、春から夏へ移り行く、短い今だけの季節のバリュー。
◆今日は、2022年4月20日/旧暦3月20日/弥生癸卯の日/月齢18.9日
◆日の出5時03分 日の入18時18分/月の出22時31分 月の入7時14分