七十二候は「欸冬華(ふきのはなさく)」の時期です。(1月20日~24日)
「蕗の花が咲く頃だ」と暦。
しかし、「咲く」と表現されたアイテムは、「花」ではなくて、地面から顔出す「蕗の薹」…のはず。
それでも「咲く」に「華」の字を当てたのは、根雪が少し緩んだ中にふいに現れたこんな光景のせい?
白に緑のコントラストの美しさとか、春が近づいてくる喜びとか。
そんなヒトの気持ちを表したかったからじぁあないかなぁ。
街暮らしでも眺めてみたい蕗の薹。
以前は、古いアパートの敷地の隅っこだとかで遭遇したものですが、今はそんな場所もみなコンクリートで埋められた。
それでも今年は、ちょっと当てがあって、さっそく眺めに行ってみました。
たとえば、こんな小さく蕗の葉が育ち始めている場所。
うーむ、年末に眺めた時は、もっと葉っぱが元気だったのになぁ。
それでも、こんな場所には蕗の薹が潜んでいるはず。
と、よーく目を凝らせば…。
ああ、あったぁ!!
おおっ!ここにもっ!
ああ、このぐらいのうちに採取したら、美味しくいただけそうだなぁ。
などと思いながらしばし眺めるも、この場所は、実は公園の敷地内。
さすがに蕗の薹採取は「花泥棒」…でしょうねぇ。
しかし、このまま放置され、春にはここに蕗の花が大量に咲くのも知ってるんだよねぇ。
ああ、もったいない。
とはいえ、その花のおかげで、ここなら蕗の薹を探せるはず!
…と、昨春から目星をつけたりしてたんですけど(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
ということで、東京の街中でも、七十二候「欸冬華」の日々に、ちゃんと「蕗の薹」が出始めました。
◆今日は、2023年1月21日/旧暦12月30日/師走己卯の日/月齢28.7日
◆日の出6時48分 日の入16時56分/月の出6時24分 月の入15時55分