今日は雑節「半夏生」そして七十二候も「半夏生(はんげしょうず)」の時期です。(7月2日~6日)
今日は雑節と七十二候ともに「半夏(はんげ)という草が生えてくる頃」と言います。
なぜ、そんなに強調するかというと、この「半夏」という草が生えたら「田植えは終了させる」合図だったから。
もしも、田植えが終わってないと、米の収穫は減少するという警告でもあったみたいです。
ってか、かつては、こんな時期まで田植えをしていた?
この現代は、田植えなんてもうとっくに終了してます。
「半夏」は妖怪みたいな佇まいの草ですが…。
暦が言う「半夏」は「烏柄杓(からすびしゃく)」と呼ばれる薬草のこと。
こんな感じに、口からひょろひょろと舌出す妖怪みたいなユニークな姿の草ですが、実は、私はまだ遭遇したことがない。
なので、私は、暦が「半夏生」と言い出すと、そのものずばりの名を持つこちらを思う。
この時期、葉っぱが白く染まって化粧したみたいになるので「半化粧」とも。
この草なら、湿地で必ず遭遇可能。
今年も不忍池にわらわらと元気に育っておりました。
この姿を眺めつつ、そーいや、皇居東御苑の半夏生にもずいぶん逢ってないなぁ~と。
眺めに出かけてみようかと思えど、今年は早々、日中は30℃超え。
すでに熱中症対策必須の日々となり、なかなか腰が上がりません。
西の方では「半夏生」に蛸をいただくと聞いたので…。
暑すぎるので、半夏生観察も早々に。
スーパーに立ち寄れば、なんと蛸が少し安く売られてました。
ってことで、いつもは高くて手が出せない蛸を少々。
冷蔵庫にあったブロッコリーや枝豆(まだ高いのでこれは冷凍)などでかさまし。
バジルソースで合えてみました(*’▽’)。
西の方では半夏生に蛸を食べるのだとか。
由来を、ちょっと調べてみたら、蛸の吸盤の強さにあやかって「田植えした稲がしっかり根を張りますように」と願って、神様に供えたからとか。
田植えの疲れを癒す養生食だったとか、いろいろ。
ふーむ。
西の港では蛸がたくさん水揚げされる季節だったのかな?
今もそう?
◆今日は、2023年7月2日/旧暦5月15日/皐月辛酉の日/月齢13.9日
◆日の出4時29分/日の入19時01分/月の出18時08分 月の入2時34分