江戸時代から続く天下祭。
平時の天下祭は、神田明神の「神田祭」と、赤坂の日枝神社の「山王祭」と隔年で斎行だけど、コロナ禍でしばし休止。
しかし、昨年、「神田祭」は斎行されて、とすれば今年の「山王祭」もたぶん…と、思っていたのについ確認し忘れ。
所用を済ませて、電車に乗ってて、もしや?と気づきネット検索したら….
ビンゴ!今日じゃんっ!!
ああ、まだ祭礼行列に間に合うかも!と進路変更。
午後3時ごろ、銀座界隈にて発見しました!
しばし後ろ姿を追いかけつつ、写真撮りつつ、また追いかけて…という格好にて祭礼行列を鑑賞。
写真は後ろ姿ばっかりだけど…。
それでも、山車引く皆様のお顔が写らないのでいいかも。
それでもちょっと鑑賞しずらいもんで、道を少し迂回して、祭礼行列の真ん中ぐらいにショートカット!
おおっ!この場所からなら、「鳳輦(ほうれん)」が、よーく鑑賞できます。
ふーむ美しいなぁ。
祭礼行列をつかさどる人々の意匠も見ごたえたっぷりで好き。
例えば、これは武家装束の方々の頭に乗ってた笠ですが…。
花が飾られて、なんか可愛らしかったりするんだなぁ。
こちらば女性の装束のひとつ。
ほかにも、いろいろあって、もちろん写真に収めました。
…が、お顔も写っちゃってるんでここでは割愛。
今度は、行列の傍らで立ち止まり、長い祭礼行列の後方を眺め、待つ。
ああ、馴染みの山車がやって来ましたっ!!
まずは、たっぷりの花で飾られた美しい「花山車」。
次には、見覚えのない「象の山車」が…。
ええっと!こんなのあったっけ?
と思って調べてみれば、象さんは、今年初めての登場なんだとか。
そうかぁ、少しずつ変化もしてるんだねぇ。
そして、今年の干支・辰にちなんで「龍の山車」。
行列の最後を守るのは「御幣をかつぐ猿」。
うーんと、この猿さんは、道案内の神として信仰される神様、猿田彦大神つながりってことでいいのかな?
ちなみにこの祭礼行列は、約300メートル。
午前8時に赤坂の神社をスタートし、皇居から丸の内、日本橋、銀座など都心の主だった場所を回り、夕刻まで、約500人の氏子らによって斎行されます。
ちなみに、江戸時代には、この行列が、江戸城内へも練り歩き、将軍に拝謁する事が許されていたそうです。
凝った意匠や祭礼行列の仕立て、お目見えする「鳳輦(ほうれん)」や「山車」の様子から、当時の様子を勝手に想像。
天下祭たる風格を愉しみました。
ちなみに調べてみたら、コロナ禍で中止続きだった祭礼行列は、今年6年ぶりだそう!
隔年斎行なので、見逃したらまた2年待たねばならぬとこだったぁ!
ああ、よかったぁ~(*’▽’)。
◆今日は、2024年6月7日/旧暦5月2日/皐月壬寅の日/月齢0.6日
◆日の出4時25分 日の入18時55分/月の出4時28分 月の入20時00分