25日は天神様に縁深い日。そして3月の今日は、命日の供養祭事「神忌祭」が執り行われます/3/25=旧2/6=庚子

新・旧暦両方で命日が供養されるのも、もしかして天神様だけかもしれない?

2月25日は菅原道真公のご命日。

亀戸天神では、先月の新暦のこの日は「菜種御供」という行事が執り行われました。
そして、3月25日は、もうひとつの供養祭事「神忌祭」が行われます。
(亡くなったのは、旧暦2月25日なので、そこにいちばん近い25日を選んだってコトでしょうが、昨年閏の9月があったせいで、今日はまだ2月6日…まあ、そんな年もあるさってことで)

亀戸天神

これも、天神様の神徳あってのことなんでしょうか?
命日を供養する年中行事が、2回もっ!

神忌祭の始まりは、太陽が沈んだばかりの午後6時ごろ。

宵闇に包まれつつある境内を、白布で覆われた四角い絹垣(きぬがき)といわれるものが、中に天神様の魂をお乗せして粛々と巡ります。
絹垣には、天神様に縁深い紅白の梅の枝がすえられているそうで、それを天神様の魂と見立てる。

境内をめぐる行列は、そのまま道真公の葬列を模したものだそうで、氏子たちのよって掲げられた松明の灯がその葬列を照らす。
…聞くだに、荘厳そうな行事ですね。

…って、この行事。
毎年なんだかんだと用事が入って、一度も行けておりません。
…実は。

なので、詳細&写真などは、コチラ(亀戸天神公式サイト)で見てください。

ご興味があれば、本日の日暮れ時は、ぜひ、亀戸天神へ。

そして、私の方は、今年こそこの年中行事に間に合うように、朝から今日の用事をせっせと片付けようかと思います。
…ってコトで、今日はめずらしくもこの辺でっ!

あっ!そうそう、こちらもおススメ

菅原道真公=天神様が、「学問の神様」である理由とか。
天神様と梅の関係のよりどころとなった「飛梅伝説」
そして、菅原道真公が天神様になったホントの理由。

…などなど。

昨年のブログでずいぶん気合を入れて書いたみたい(笑)。
手前味噌ですが、よろしかったら、ちょっと予習に活用ください。
道真公のご命日・神忌祭にちなみ、天神様のコトを知る/旧2/25・乙未

天神様の境内は、梅をはじめとして美しいイメージを纏った場所ではありますが、菅原道真公を巡る歴史はもっとおどろおどろしく。
時の為政者たちは、道真の怨霊(と思ったもの)と雷神を結びつけたり、それが、「天神信仰」となって全国に広まったり。

「古事記」を巡る神話に引けを取らない壮大さ&興味深さが繰り広がります。

さて、神忌祭を滞りなく終えると、もうほんとの春。

今年は、行きたいなぁ。
行けるかな?

◆今日は、2015年3月25日/旧暦2月6日/如月庚子の日
◆日の出 5時39分 日の入17時56分/月の出 9時04分 月の入23時14分