ゴールデンウィークに入る前は、こんな感じのえんじ色のつぼみ。
せいぜい二割方の開花。
って感じだったのですが…。
たった10日で、ジャスミンの花の盛りは終わりかけてるみたいですっ!
ゴールデンウィークの混雑を避け、ややゆるりと帰京したのがやや油断だったのか。
家路を急ぐ、花咲きに、なにやらかぐわしい香りがふわり。
きょろきょろ見渡してみれば…
ああ、もう、咲ききってる感じじゃあないですかぁ!ジャスミンっ!
育てやすいからなのか。
それとも、たまたまご近所の土地に合った花なのか。
我が街には、この時期ジャスミンの花がここかしこにあって、しかも大きくそだって、季節のころは、においを放つ白い塊となしております。
っていうか、数年前までは、根津神社のつつじ祭りがゴールデンウィークで終わり、そのあとを継ぐかのように咲き始める。
…って感じだったんですよねぇ。
それが近ごろどーも開花も花の終わりも早まった感じ。
頭の中を、初夏の花地図にアップデートしなければ!
どーも暇そうに見えるのか、それとも人が好さそうな面構えなのか、3日に一度は道を聞かれるという私。
せっかくなので、花や大木を道しるべにしてしまおう!
…と密かな野望を抱き、地元の花のトレンドが変わるたびに、花のチェックは欠かさずに。
特にこの家のジャスミンの花。
数年前のゴールデンウィークの最終日。
地下鉄駅の階段を上がったところでヨーロッパ人と推定されるご婦人から「20世紀はじめぐらいからある日本長屋は、どこだ?」
…と、外国語(たぶんドイツ語?)の地図を見せられつつ質問された。
そんな由緒ある日本長屋は知らないぞ?
と地図を見れば、ああ、三崎坂のアレかと合点。
あの長屋ってそんなに古くからあるのかな?と思いつつも、
「目の前の坂を上がってゆくと、今なら、白いジャスミンの花が満開のはずですからすぐわかります。」
などと、いかにも地元民らしく、(かなりつたない英語で)お伝えする。
しかし、しばらくたって、まだ咲いていなかったりして…。
と不安になって確認にいったいわくつきのジャスミン花ランドマーク。
以降、ジャスミンが咲いたら、とりあえず、ここの咲き具合は確認しに行くのが習慣のようになっております。
だってね。
その年以降、なんだか毎年「この坂を登ると左側に白いジャスミンの花の塊が見えてくるから、その先の路地を右に」
とか、案内しているんですよねぇ。
ややっ!それがその!
帰京したその足で、チェックしに行った件の長屋のジャスミンの花。
あららっ!
今年は、もう終わってる?
というより、なんか塊も小さくなってしまったみたい…。
ああ、初夏限定の、非常に役立つランドマークも今年は、活用ならず。
ってコトで、かなり残念過ぎるので、今日のテーマにさせていただいた次第です。
…やっぱ、花の見ごろが、全体的に早まってるのかなぁ?
◆今日は、2015年5月12日/旧暦3月24日/弥生戊子の日
◆日の出4時39分 日の入18時36分/月の出0時34分 月の入12時00分